札幌ドーム(札幌市豊平区)が、プロ野球北海道日本ハムの北広島市への本拠地移転による減収対策の柱として、総事業費約10億円を掛けて2万人以下の中規模コンサート用に今春導入した「新モード」の利用が1件も決まっていないことが分かった。
本年度は新モードで6件の開催を目指すが難航。ネーミングライツ(施設命名権)売却のめども立たず、赤字額は当初想定の2億9400万円から膨らむ可能性がある。
プロ野球の北海道日本ハムとのゴタゴタにより、プロ野球の本拠地としての需要がなくなった札幌ドームがやばい状況になっている。
収益確保のためにコンサート需要を呼び込んでいるが、
20日現在で決まっているのは人気バンド「ドリームズ・カム・トゥルー」など、スタンド席とアリーナ席を広く使う4万~5万人規模の大型ライブ4件(終了2件を含む)のみ。中規模向けの新モードの利用予定はない。
このままいけば確実に赤字が拡大する状況で、打開策は決まっていない模様。
これには地元民の声も厳しく、
「自業自得」
「見通しが甘い」
「取り壊した方がいい」
などと、散々な言われようだ。地元からの愛情もほとんどないように見受けられる。
そもそも北海道は魅力的な観光地が多く、本州から北海道に行くなら観光として目的を持って訪れる人が多いはずです。
わざわざコンサートのためだけに北海道に行くのは交通費や時間の無駄だと感じてしまいます。
しかも北海道はめちゃくちゃ広いので”地元民”といってもなかなか札幌ドームに気軽に足を運べる状況ではありません。
それでも東京ドームなどの人気の開催地のチケットが取れなかったファンが泣く泣く札幌ドームに行くことは今まではありましたが、中堅アーティストを招致したところで、果たして札幌まで遠征する熱狂的なファンがどれだけいるのやら?といったところが本音でしょう。
しかも北海道は輸送コストが高くつくため、コンサートの運営側もできればやりたくないでしょうし、
本当に何を考えて中期予算計画を立てていたのか疑問に思うばかりです。
プロ野球というそれなりに固定的な収益が見込めるコンテンツを手放してまで、
札幌ドームがどのようにV字回復していくのか、それともこのまま廃墟と化すのか。
今後の札幌ドームに期待ですね。