こんばんは。Yukiです。昨日は、全国で地方統一選挙が行われました。
そんな中、兵庫県芦屋市で、26歳の男性が市長選では史上最年少で初当選したことが大きな話題を呼びました。
芦屋市長選で初当選したのは、無所属新人でNPO法人理事長の高島 崚輔 さん。早速彼の情報がインターネット上で拡散されていたので調べてみたところ、ものすごい経歴をお持ちの方だということがわかりました。
高島さんは、大阪府箕面市出身で、中高一貫校である灘高に進学し、生徒会長も務めた方だとか。
その後、東京大学に進学するも、4ヶ月で見切りをつけハーバード大学に進学。在学中にNPO法人の理事長に就任。外務省・経済産業省にてインターンシップを行うなどなど…さらに三人兄弟の長男であることも分かりましたが、弟2人も、次男はカナダのブリティッシュコロンビア大学に進学中。三男は今の現役の灘高校の生徒会長だとか。まさに家族全員が絵に描いたようなエリート街道を突き進んできたわけです。
そして昨日、歴代最年少の市長として、見事に当選を果たされました。
もちろん彼の実力、行動力ともに素晴らしいものだと感心し、このような若い世代の政治家のトップが現れるのは日本にとっても希望があると感じます。
しかし一方で、高島さんの努力だけではどうしようもないところもあったでしょう。すなわち「親の経済力」と「教育意識の高さ」です。
高島さんは、ハーバード大学には奨学金を使って進学したようですが、私立の名門・灘校に中学時代から在籍したわけです。さらに言えば、本人も兄弟も3人合わせて名門学校に進学しているわけですから、親の経済力と教育熱心さは日本でもトップクラスだろうと想像できます。
そもそも、大阪府箕面市は大阪の中でもセレブが集まる街として有名ですし、兵庫県芦屋市も同じく、全国区でも有名なセレブ街です。ご両親の情報はあまり流出しておりませんが、その時点で有数のお金持ちであることは明らかでしょう。
また、高島さん曰く、幼少期には1日に50冊の絵本を読み聞かせしてもらっていたそうですし、また、弟が生まれた3歳の頃には、親のマネをして高島崚輔さんが弟に読み聞かせをするようになったそうです。
学習のための読解力や、政治家として発信するための言語化能力は、幼少期からのご両親の読み聞かせによって培われたものだと言えるでしょう。
また、日本人は『権威性に弱い』民族だと言われています。「ハーバード大〜」というタイトルの書籍が乱立しているのも、「ハーバード大」をタイトルに入れれば日本人に売れやすくなるからです。
灘高校から東大⇨ハーバード大に進学したなんて、まさに芦屋市の意識の高いお受験ママさんたちに刺さったのでしょう。無所属ながら現役の市長を下して当選するに至る26年間の下準備は、平均的な所得しかない日本人には到底マネできない所業だと思います。
教育にお金をかけるということが、いかに効果があることかというのがよくわかる今回の芦屋市長選だったと私は感じています。経済的に豊かになれば、次は教育にお金をかける。そうすることで豊かな経済力を子々孫々まで伝え続けることができるのです。
だからこそ、我々一般市民は、少しでも資産を蓄え、そのリソースを子供や孫たちの教育に注いでいく必要があります。
親に大金を投じられて、育成に成功した若き芦屋市長が、セレブな街・芦屋をこれからどのように成長させていくのか、見ものだと思っております。