CNNの報道によると。EU最大の経済規模をもち、
今年のうちにも日本を抜かしてGDP世界3位に躍り出ると言われているドイツが
リセッション(景気後退)入りしたことが判明した。
ドイツの1~3月期の国内総生産(GDP)は前期比0.3%減と、昨年10~12月期の0.5%減に次ぐマイナス成長を記録した。連邦統計局が当初のゼロ成長から下方修正した。
GDP成長率が2四半期連続でマイナスになると、リセッションと定義される。
連邦統計局は、物価高の継続が依然としてドイツ経済の重荷になっていると指摘。とりわけ家計の最終消費支出は1~3月期で1.2%低下したと明らかにした。
ドイツ経済は、昨今のエネルギー価格の高騰を受け、消費者支出を冷え込ませた。
リセッションは長引かないと見られているものの、エネルギー価格の高騰の一因となっている
ロシアとウクライナの戦争は落とし所がはっきりせず、まだまだ長引きそうな様相を見せています。
それにしても、本当にエネルギー価格がバカみたいに高くなってしまいましたよね。
私は今年の夏にスペイン、年末にアメリカにいくことを予定しているのですが、
燃料サーチャージが高すぎて、ANA便の飛行機をマイルで取っても数万円の支払いが発生してしまいました。
それでもマイルを使わなければ20万円とかしちゃうので、本当に飛行機代が高くて困ります。
せっかくコロナが落ち着いて、海外旅行の需要が増えてきたところなのに、
飛行機だけでこれだけ高くなってしまうとなかなか海外旅行も気軽には行けないですよね。
そればかりか、エネルギー価格の高騰は日用品の価格高騰にも繋がっており、
昨年からの値上げラッシュは誰にでも平等に日常生活への負担を余儀なくされています。
ドイツの経済がこけたということは、EU全体が”ヤバい状態”だと言えます。
さらにアメリカでは銀行の破綻が相次いでいます。
世界的に見れば、リーマンショックどころか、
第二次世界大戦前のような暗雲立ち込める状況となっています。
さすがに過去の反省を活かして、世界規模の戦争につながっていくとは思えませんが、
人間はそれほど賢くないですからね。信用できません。
ですが、リセッションなどの景気が弱くなる時期ほど、株式投資を始めるのには最適です。
株式市場は現在のところ、あまり悲観的には見えません。
AIと半導体のバブルはまだもう少し続くでしょう。
ただ、経済の実態が悪化傾向になっている今、株価がいつまた落ち始めてもおかしくありません。
暴落が来たときに現金余力が全くないのでは、買いたくても買えないジレンマに陥ってしまいます。
だからこそ今は無理に投資をしすぎず、現金を貯めておいて
暴落が来たときに備えておきましょう。
そのためにも今は節約と収入を増やすことに専念し、
来たるべきタイミングで投資にお金を回すことができるよう、コツコツと備えておきましょう。