7月から株式分割により25分割されるNTTこと、日本電信電話 (9432)株が注目を集めている。
というのも、NTT株は100株以上保有している株主に対して、保有期間に応じてdポイントを進呈するという
優待制度を設けているからだ。
株主さまへのdポイント進呈 | 個人投資家の皆さまへ | 株主・投資家情報 | NTT
NTTの株主・投資家向け情報を掲載しています。株主さまへ向けた取組みについてご覧いただけます。
dポイントの進呈基準については以下の通り
2年以上3年未満:1,500ポイント
5年以上6年未満:3,000ポイント
ということだ。
5年以上保有し続けている株主全員に3,000ポイントが付与されるわけではない
というところは独特だが、注目すべきなのは
7月1日の株式分割以降もdポイント進呈条件に変更はございません
という一文だ。
今までは100株を買うのに40万円以上の資金を必要としていたが、
株式分割によって17,000円程度の資金で100株を買うことができる。
もし今後、このdポイント付与条件が変更しないのであれば、5年以上保有した時点で
毎年の配当金に加えてdポイントが4500ポイント貰える計算になる。
それ以降も保有し続ければdポイントが毎年貰えるというわけではない
のがネックではあるが、現時点でNTT株を100株だけ買えばdポイントの付与だけで
利回り25%以上が約束されている点は魅力的に感じます。
もちろん、ここから株価が下落して4,500円以上の損失を被る可能性もゼロではないが、
なかなか興味深い内容だと思います。
ただ一つ懸念するとしたら、今後2年以内、もしくは5年以内に
dポイントの進呈が停止になる可能性があるということですね。
株式分割以降もdポイントの進呈条件が変わらないとはいってますが、
制度そのものが無くならないという保証はありません。
リスクとリターンを考慮して投資すべきかどうかは
各々の判断になりますが、非常に魅力的に見える内容だと私は感じました。