格安ハウスメーカーの「オープンハウス」に文春砲が炸裂した。
大手格安ハウスメーカー「オープンハウス」の複数の営業マンが顧客に対し、住宅ローンを組んで購入した自宅を賃貸に出すよう助言し、自社の新築物件を購入するよう勧誘していることが「 週刊文春 」の取材で分かった。
みなさんご存知の通り、住宅ローンで購入した物件を返済中に無断で賃貸に出すことは金融機関との契約違反に該当する可能性があり、最悪の場合、住宅ローンの一括返済を求められるケースもある。
こんな当たり前のことを、プロであるはずのハウスメーカーの営業が知らないはずもなく、
明らかに悪意を持って住宅ローンの不正利用を勧めていることが伺える。
「私も店長もみんなやってますよ。家を買って今まで銀行員が来たことありますか? ないですよね? だから絶対バレないです!」
X氏自ら“不正”に手を染めていると打ち明けた上で、「バレないから大丈夫」と言ってきたのである。
バレないから大丈夫なんてことはなく、しっかりと法律に違反している時点でアウトです。
ましてや昨今のようにコンプライアンス意識が求められる大企業において、あるまじき程度の低さですよね。
今なお、歴史的な利率の低さを誇る我が国の金利ですから、わざわざこんな違法を犯さなくても
投資用不動産ローンの金利もそこまで高すぎるというわけではありません。
もちろん、金額が金額なだけに、金利の1%の違いも収益性に大きな影響を与えますが、
そもそもそこまで損益分岐点がギリギリの収益性物件だったとすれば、
正攻法で投資をしていたとしてもちょっとイレギュラーが起きただけで赤字になってしまうことでしょう。
つまり、そんな物件には投資価値がなかったというわけで、住宅ローンを不正利用してまで買った投資物件は
投資先としては魅力が薄いと自ら言っているようなものだと私は思います。
そもそも私もオープンハウスから営業をかけられたことがありますが、本当にしつこくて
関わりたくない業者だと感じたことを覚えています。
不動産投資には興味があり現在も勉強中ですが、このような業者とは取引したくないですね。
文春砲の真偽の程は確かではありませんが、こういうことが起こっていても不思議ではない
と感じさせる時点で、オープンハウスのブランド力は無に等しいと言えるでしょう。
本日のオープンハウス株は株価が一時10%を超える下落を見せました。
だがそもそも、どれだけ成長を見せていても、それが法に触れるような行為によって達成されているのであれば、
そんな企業に投資をすべきではありません。
私が叩くまでもなく、オープンハウスはちょっと調べれば、きな臭い情報が腐るほど出てくる企業です。
投資先として適正かどうか、改めて考えてみる必要があるのではないでしょうか。