昨日、個人商店の張り紙をツイートした内容が大きな話題を呼んでいる。
PayPayの取り扱いをやめたという内容だが、その内容がひどすぎる。
PayPayという決済システムを「汗をかかずに儲かるシステム」と揶揄し、
店側だけが損をしているような記載がものすごく気になります。
店側としては2%の手数料支払いがあるのは確かだが、果たしてそれが「高すぎる」のだろうか?
例えば現金取引に限定していると、現金の管理や銀行振込などの手間が増えるでしょう。
アルバイトに雇ったレジ係が現金を盗むリスクや、最近の銀行振込手数料の増加など
色んな要素を考慮すれば、決して手数料の2%というのは高いとは言えないのではないだろうか。
また小売業では、基本的に現金取引しか扱っていない店は大抵、他の同業他社より商品価格を抑えている傾向にある。
同じものでも、電子マネー決済が可能なお店は100円で売っているのに対して、
現金取引限定の店舗では95円とかで販売しているイメージです。
消費者としてもそれくらいのメリットがなければ、あえて現金限定のお店を使う選択肢にはなりません。
そういう点を考慮しても、お店側の2%の手数料というのが
経営に与えるダメージはそんなに大きいのか?と感じてしまいます。
その上で、PayPayも「汗をかかずに儲けるシステム」を構築するまでに
一体どれだけの人たちが汗をかいて作り出したのでしょうか。
また、PayPayは取引先も大企業から小規模な個人商店まで幅広い。
こういった個人商店によるでのネガティヴキャンペーンのリスクも高いです。
今もPayPayの中の人は、冷や汗や脂汗をかきながら、なんとか利益を確保しようと頑張っておられると思いますよ。
ご自身で商売をされているのに、そういう点に気づくことができないというのは、
なんとも悲しいことですね。
まあ現金しか使えないお店には私は行くことがないので関係ないですが、
ものすごくモヤモヤしたツイートでした。