大手新聞社の「産経新聞」が創刊90周年を迎える節目の年に、産経新聞社が社側が労働組合へ120人の希望退職を募集することを通知した。
退職割増金だけで最大2千万円!?
同社の関係者によると、「2023年10月31日時点で48歳以上、60歳未満の従業員が対象です。社内で話題になっているのは割増退職金で、48歳の正社員で1600万円、49歳で1750万円、50歳で1900万円が、通常の退職金に加えて支給されるとのことだ。
もっとも支給額が大きいのは51~54歳で、その割増額は2000万円。そこから額は減っていき、55歳で1600万円、57歳で840万円、58歳で680万円。59歳では560万円が支給されるとのこと。
しかも、これは割増分だけの話なので、50代前半の社員なら、少なくとも5千万円程度は退職金をもらえるかもしれません。
50代前半で退職金をもらって、その後どうする?
たしかにこのオファーには退職希望者が続出するかもしれません。将来性が見込めない新聞業界を辞めるだけで大金が手に入るわけですからね。
とはいえ、『人生100年時代』とも言われる昨今。50代前半で数千万円のお金だけもらって無職になっても、残りの人生どうすればいいのでしょうか?
まだ年齢的には再就職の可能性もありますし、今までのコネで高給な仕事が見つかるかもしれません。
でも、それは恐らくほんの一部の社員だけでしょう。
まだ50代なら、米国株ETF投資とビジネスで老後の生活を支えるのが一番
そこで私なら米国株ETFに投資して、配当金をもらいつつ、自分でスモールビジネスを起こすのが一番だと思います。
例えば米国株ETFのVOOなんかは、昨年度のリターンは散々だったものの、過去10年間のパフォーマンスは年平均16%と驚異的です。
むしろ、株価が落ち着いた今こそ投資のチャンスと言えるかもしれません。
それでいて配当利回りも1.5%を超えているので、それなりの収入は確保できます。
そこに例えば自分で起こしたスモールビジネスを加えれば、本来の定年を迎えるはずの65歳くらいまでには、ひと財産築けていると思いませんか?
いつまでも『雇われ思考』じゃダメ
もちろん再就職もアリだと思いますが、そもそも大手新聞社の募集で早期退職したわけですよね?
大手新聞社でも早期退職を募集するわけですから、再就職先にもいつ首を切られるかわかりませんよ。
それならいっそ、退職金を原資に安定した収入を稼ぎつつ、今までの人生で得たスキルやコネを使って、新たに自分でビジネスをしたほうが、可能性があると思います。
もちろん、それでも雇われ思考の人が多数派だとは思いますが…いつまでもその思考回路では、時代の波に取り残されるということを今回の記事では教えてくれています。