バブルが崩壊したとはいえ、世界第2位の経済大国になった中国。
世界一の人口の多さによる経済力の成長性は目を見張るものがあります。
ただ、現在ではインドに人口では抜かれているとも言われています。
中国の人口増加にブレーキがかかった理由としては
中国で2014年ごろまで30年以上にわたって行われた「一人っ子政策」によるものが大きいでしょう。
国を挙げて一人っ子を推進したこともあり、この時代に中国で生まれた子供たちは
ワガママで自分勝手な性格の人たちが多いという。
そんなワガママ放題なZ世代真っ盛りの中国人少女がとんでもないことをしでかしたそうだ。
ゲームにはまってしまうと、昼夜を問わず夢中になって遊び続け、見境なくお金を注ぎ込んでしまう……。昨今そんな出来事が国内外で度々報じられています。最近、中国で起きた13歳の少女の場合も同じ。親のデビットカードで900万円近くも浪費してしまったというのです。
両親がそのことを知ったのは、娘さんが通う全寮制学校の教師から来た1本の電話がきっかけでした。この先生は少女がモバイルゲームにはまっていることを心配し、両親に相談したそうです。それを受けて両親が銀行口座を確認すると、わずか7セント(約10円)しか残っていなかったとのこと。
結局わかったのは、少女が1月から5月までの5か月間で、およそ6万4000ドル(約891万円※)を使ったということ。ゲームのアカウント購入のために1万6800ドル(約234万円)、ゲームの課金に3万ドル(約417万円)。さらにクラスメート10人のゲーム購入にもお金を使っていたそうです。どうやらこの少女がゲームにどんどんお金をつぎ込んでいることから、クラスメートが彼女にゲーム購入をせびっていたようです。
5ヶ月でゲームの課金に900万円を使えるって逆にすごいですね。
百歩譲って課金はわかるけど、クラスメートにゲームを買ってあげるって…
買う方も買う方だが、ねだる方もねだる方ですよね。
こう言ってはなんだが、さすが中国人といったところです。
両親は、決済会社に連絡を取り返金を求めていますが、まだ全て回収できていないそうです。
私の知り合いの弁護士がこういう案件に詳しいため、よく話を聞くのですが、
子供が勝手にゲームに課金してしまったとしても、返金してもらうのはかなり困難なケースが多いです。
その理由としては以下の通り
- 親のカードを使っているケースが多いため、本当に子供が課金したのか証明できない
- ゲームを始める際に、年齢確認をしているため、ゲーム会社に落ち度はない
(日本では15歳以下の場合、毎月5,000円以上の課金はできないようになっている) - そもそも、親のカードやスマホのパスワードが子供に流出しているケースが多く、
監督不行届としか言えない
いくら実の子供とはいえ、絶対にスマホやカードのパスワードを教えてはなりません。
当然だと思えますが、それが原因で勝手に大金をゲームに注ぎ込まれたという相談を受けるケースが
日本でも多発しています。
子供にはしっかりとした金融教育を施し、親のお金を勝手に使い込むようなことがないよう
普段から注意しておくのが必要不可欠です。
また、今回のようにデビットカードの利用であれば、その都度お金が銀行口座から引き落とされるので、
せめて週に1度でも銀行残高の履歴を確認しておくべきでした。
お金は人を狂わせます。
家族であっても絶対にお金に関してだけは任せっきりということは避けたほうが良いです。
特にまだよく理解していない子供に対しては、お金の使い方からきちんと子供に伝えなければなりません。
最近では、子供でもわかりやすいようなお金の知識を得られる良質な書籍が増えてきました。
お金だけでなく、経済についても子供にはしっかりと学ばせる必要があります。
日本の平均年収をはるかに超える金額を、ごく短期間で使い果たしてしまった少女。「お金がどこから来るのか、いくら使ったか、わからなかった」と泣きながら話しているそうです。
こんな状態の子供にデビットカードのパスワードを教えるようなことだけは、絶対に避けなければいけません。
お金に関する教育は、子供が幼い頃から少しずつ蓄積させていくべきなのです。