幻冬舎オンラインにて、とても悲しい記事が掲載されていました。
大学卒業が就職氷河期とぶつかり、新卒以来非正規雇用で働いてきた46歳のAさん。月々の手取り額は月17万円です。ある日ねんきんネットで将来の年金受給見込額を確認したAさんは”唖然”。貧困・孤独に追い打ちをかけるような衝撃の金額に、思わず「僕の人生に救いはないの?」と途方に暮れてしまいました。
バブル崩壊後の就職難の時代に社会に放り出された”就職氷河期世代”も、現在は40代後半から50代前半となっている。
46歳のAさんも、就職氷河期世代の1人。非正規雇用で働く独身男性です。大学を卒業して以来、非正規雇用や雇用期間の定めのない社員として数社を転々とし、数年前からはある派遣会社の契約社員として働いているという。
Aさんの毎月の手取り収入は17万円、額面の年収は258万円だということで、決して高くない日本人の平均値にも遠く及ばないのが現状です。
しかし、収入が低ければそれに比例して将来受け取れる年金の金額も低くなるのが世の常。Aさんは「ねんきんネット」を見て愕然としたという。
ボーナスはいままで1度ももらったことがありませんが、どの会社でも厚生年金には加入しており、厚生年金や健康保険といった社会保険料が給与から天引きされていました。
Aさんはある日、このままの給与で65歳まで働いたとき、老齢厚生年金がいくらもらえるか気になり、日本年金機構の「ねんきんネット」で試算してみました。すると、結果は168万円と書いてあります。
手取りが17万円の現在でも決して豊かな生活をすることは叶わないが、年金額はそれをさらに下回ります。
このままいくと、Aさんは将来自立して生きていけるとは思えません。
元記事でも触れられているが、Aさんのように派遣社員として転々と工場で勤めていた人たちは、なんだかんだでスキルが身についている場合もあります。複数の職場を掛け持ちして、収入を増やすこともオススメされているが、時間に余裕があるならいっそ、自分のスキルとインターネットの力を借りて、副業に繋げていくのもアリだと思います。
複数の職場を掛け持ちしても結局は時間の切り売りで、身体に大きな負担がかかるかもしれません。ですが、副業としてインターネットで自分の培ったスキルを配信したりすれば、始めは収入には繋がりませんが、そのうちに安定した副収入につながるようになります。
Aさんは自らのスキルには自信がおありのようですので、それをさらに磨いていけば、きっと一般人にはお金を出してでも欲しがるスキルに昇華させることができるはずです。
どこの会社に応募しても採用してもらえないのであれば、いっそ自分で自分を雇用して、収入を高めていくという方向にシフトチェンジしていったほうが、これからの時代は生き抜くことができるでしょう。
私がいうのも変ですが、46歳なら、まだまだこれからです。これからも自己研鑽を続け、視点を少し変えて行動をしてみることを私はオススメしたいと思います。