先日、とある小学生による発明品が話題を呼んだ。

『さんぽセル』と名付けられたその棒は、ランドセルに装着することで通常のように背負うだけでなく、キャリーバッグのように転がせるようにもなるというアイデア商品だという。
小学1年生の平均体重が20キロのところ、通学時のランドセルの重さは6キロにもなると言われ、成長期に与える健康被害も懸念されています。
この発明を考えたのが小学生であり、小学生による小学生のための発明品として話題を呼んだのである。
しかし、この発明品に対して批判を飛ばす大人たちが後を絶たないようで、開発側の小学生からの反論がキレキレだということだ。
ここからは、天才小学生に論破される、哀れな大人の様子をご覧いただこう。

それは重いランドセルでなる「ランドセル症候群」って言われている病気です。
僕たちは、それを解決しようとしてるんです。心配する方向が反対です!

なんで、キャリーを持ったまま転ぶって思うの?ふつう手をはなします。
20キロの灯油缶を背負って、毎日30分歩いて、両手が空いているから安全ですって先生やおとなが笑って自慢したらゆるします。きっと地獄です。

2つのタイヤだけでどうやって坂道を転がすの??
そんなことできないように考えてるんですよ。ちゃんと見て文句言ってよ!

そもそもランドセルが重いから後ろに転ぶんじゃん!
おとなも灯油缶を満タンで背負ってみてよ!ぜったい後ろに転ぶよ
そんなに安全なら、学校終わったあとも、休みの日もランドセル背負わないと外に遊びに行っちゃだめ!って、なんで言わないの?

灯油缶を、いまも毎日背負ってる大人のひとがいうなら許します。
もし灯油缶を遠くに運ぶなら、大人はみんな軟弱にならないよう背負いますか?
きっとタイヤで運ぶと思う。おなじだよ!

そういうときのために、もとはランドセルなんだから、そのまま背負えばいいじゃん!
いつでも、すぐそれができるように作ってます。ちゃんと考えて文句言ってよ。
小学生の反論が見事ですよね。本当にこれを開発した小学生は頭が良いんだろうなと感じました。
実は私も小学生の頃、ランドセルが重いのがイヤなのと、体が大きくてランドセルが似合わないので、小学1年の5月からランドセルをやめて、ショルダーバッグとキャリーオンで通学していました。
その方がたくさんの荷物を負担なく運べるし、バッグを2つ買ってもランドセル1つより安く手に入るんですよね。1ヶ月も使っていないほぼ新品のランドセルは、後々ヤフオクで処分したところ、当時のショルダーバッグとキャリーオンの購入費用より高くで売ることができました。
今思えば、特に学校から何も言われることもなかったので良かったですが、当時の大人たちはキャリーオンを転がす小学生を見て、どう感じていたんでしょうかね。
世の中の不満を解消することができる商品やサービスの開発はとても大変で、小学生が柔らかい頭と発想力で、今現在困っている問題に対する解決策を提示したというのは、とても素晴らしいことだと思うわけです。
それを、頑固で馬鹿な大人たちが上から押しつぶそうとするから、今の日本では自由な発想をする子供が減ってきているのではないでしょうか。
私はこの小学生の発明を素晴らしいものだと感じますし、自分の子供がランドセルで通学することがあれば、ぜひ買って試してみたいものだと思いました。
今の大人たちが小学生の頃も、大変苦労したはずなのですが、そんなやらなくてもいい苦労を、現在の子供達にまで押し付けるのは、やっぱりちょっとどこか頭がおかしいとしか言えないです。
こんなネット上で匿名でしか批判できないような子供部屋おじさんのいうことを間に受けず、彼らには伸び伸びとした発想力で開発を進めていって欲しいものだと思いました。