ブランド品の買取を行う「ブランド品買取専門店ブランドハンズ」が、20代~60代の男女を対象に「高級ブランド時計購入後の満足度」についてのアンケートを実施しました。

高級時計を購入した後に起こった変化の意識調査では、得したことがあるが59票、得したことがないが41票となりました。さらに、高級時計の購入後の満足度において、後悔したことがあるが29票、後悔したことがないが71票となりました。
6割~7割の購入者が、高級時計のメリットを感じており、満足度が高いことが分かりました。得をした理由は「高級時計の話題から商談がまとまる」「自信がつく」「モチベーションが上がる」「成功者として見られる」などがあがっています。
購入した高級時計のブランドでは、ロレックスが42票。カルティエが15票、オメガが14票とつづき、さらにブルガリ、フランクミューラー、シャネル、IWCなども人気を博しています。
高級時計を持っている人向けのアンケートということで、高級時計に対して肯定的な意見が多く見られましたが、特に興味深いのが以下の意見でした。
【質問7】高級時計を持っていない人のことをどう思いますか?
(中略)
-特に何とも思わないが、年齢を重ねると高級腕時計の有無で、「紳士」か「普通のおっさん」と見え方が変わると思う
(30代男性、会社員)-ダメなではないが、高級時計を持ったものにしかわからない考えやステージが拓けた経験がある。持っていない人には高級時計を是非、勧めたい
(50代男性、無職)-人生損しているなと思います
(40代男性、会社員)
高級時計、私も一時期とてもハマって、インターネットで調べたり店舗に伺ったりして、2本だけ高級時計と呼ばれる腕時計を持っていたことがあります。1本はロレックスの『エクスプローラーⅠ』、もう1本はオーデマ・ピゲの『ロイヤルオーク』というものです。私も20代でしたから超高級と言うわけにはいきませんでしたが、どちらも高級腕時計が好きな人にとっては有名ではないでしょうか。
当時はまだ6桁で買うことができていたこれらの腕時計も、昨今の何でもかんでも値段が釣り上がる環境において、すでに7桁を出さないと買えない代物になってしまったようです。私も2本とも数年前に売却してしまいましたが、数年前の段階でもすでに買値より高く引き取って貰えたので値上がりが始まっていたんだろうなと思います。
高級腕時計は確かに付けているとそれだけでちょっとテンションが上がり、やる気が出てくるものですが、やっぱり普段からなかなか使い続けるのは難しいなと感じることがあります。テレワークが一般的ではなかった時代ですから、朝の満員電車に乗っている時なんかは、腕時計が外れたり傷ついたりしないかいつもヒヤヒヤしながら通勤していたのを思い出します。
そういう生き方も踏まえて、高級腕時計は私にとっては過ぎたるモノだったと感じます。もし40代・50代になっても、高級腕時計の世界に戻ることは、まず無いだろうと思います。
ですが、高級腕時計思考の人々にとっては「人生損している」と言うレベルの物らしく、どうしても高級腕時計を肯定してしまいがちになるみたいです。
もちろん、ロレックスなどの一部の腕時計は、私が実感したように再販価格が高く、買った時の価格よりも高値で売ることができるため、悪い買い物ではないと思います。ただ、高級時計は数年に一度はオーバーホールという修理をしなければ使い物になりませんし、時計を買い集めるよりは、やっぱり優秀な企業の株を買った方が経済的な面ではプラスになるだろうと思います。
ただ、高級腕時計で得た多幸感のようなものは、確かに一度は味わってみても良いかもしれませんね。それによってモチベーションが高まり、仕事や副業に力が入って収入がアップするのであれば、それは大変素晴らしいことです。
しかし、バカ高い腕時計を持っていないからということで「損する」ような人生を送りたくはないですね。一生物の高級腕時計と言いますが、数年に一度のオーバーホール代を考えれば、2〜3年に一度Apple Watchを買い換えた方がよほど経済的でオシャレです。
高級腕時計をしなければならないという価値観を大きく変えたApple Watchの存在はやっぱりスゴイ商品だなと感じます。これからも私はアップル製品とアップル株のファンで居続けたいと思います。