毎年の恒例になりつつある「投信ブロガーが選ぶFund of the Year」が、今年も1/22(土)に発表されました。このアワードは、投資信託について一般投資家の目線でつねに考え、情報を集め、ブログを書いている投信ブロガーの方々の投票によって選定され、いわゆる”投資信託の事情通”が選んだファンドランキングとも言えます。
今年度の結果は、以下の通りとなりました。

ちなみに2020年度の結果はこちらになります。
2020年と比較すると、5位に入っていた『ひふみ投信』が2021年は13位まで下落。その代わりに5位に入ったのが、最近のSNSでも話題の”レバナス”こと『iFreeレバレッジNASDAQ100』。2020年にはひふみ投信が、”長期投資向け”ということで話題になっていました。
毎年のように変化する投資ブームの最先端の投資信託が、毎年5位あたりに入賞するのでしょうか。このランキングに投票している方達は、投信ブロガーということで、それなりにまともな考えをお持ちの方が多いはずですので、結局は話題だけではトップに躍り出ることができないということですね。
その証拠に、2020年と2021年ではトップ3の面々は変わりなく、『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』、『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』、『バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)』が連続受賞となりました。
いうまでもなく投資信託は長期保有が前提です。個別株も長期保有が前提とはいえ売買することもあり得ますが、投資信託は何かしらのライフスタイルの変化がない限りは、コツコツ積立投資をして、長期的に保有するのがベストだと言えるでしょう。
つまり、このランキングで上位に残り続けている投資信託は、投資のことについてかなり勉強した人たちがベストだと思える優良商品ということで間違いないでしょう。
私自身は、オールカントリーか米国株かを悩んだ結果、米国株に投資するだけでOKという判断をしましたが、簡単に全世界の株式に投資することができる商品が、これほど格安の手数料で販売されているというのは、かなり魅力的なことだと思います。
一時の流行に乗っかって利益を得ようとするのも好きにすれば良いですが、基本はこういった着実な投資をした上で、あくまで少額の余剰資金でレバナスなりひふみ投信なりを売買されるのがよろしいかと思います。
賢明な投資家たちが愛好している投資信託と、その年のトレンドが一目でわかるこちらのランキングは、これからも続けていってほしいと思う企画ですね。