ZUU onlineにて、とても興味深い記事を見つけました。

天才投資家たちは、普通の人たちとどこが違うのかという観点から書かれたこの記事を見て、私は戦慄しました。
ある日本株投資家は、めずらしい魚に興味を持ち、それを研究しつつ、食用魚としても楽しんでいた。しかし、ある日、彼は突然、体調を崩した。たくさんの病院に行っても原因が分からなかったが、ある病院で、魚の食べ過ぎによる水銀中毒と診断された。水銀中毒になるまで、魚を食すことに没頭したわけだ。
別のFX投資家は、体調不良で何度も病院に運ばれた。その理由は、白血球の過剰生成だという。このFX投資家は、昼夜とも緊張状態でポジションをとっているので、常に敵と戦っている精神状態が続いていたのだろう。体がそれに順応して、白血球を過剰に生成してしまったということだ。
天才トレーダーと呼ばれる人たちは、やはり常人とは違うところがあるみたいで、一つのことを究極まで突き詰める才能があるといえる人たちばかりなのだろうと思います。
たとえ彼らが自らの投資手法を書籍にまとめたとしても、他の誰も本当の意味で理解することなんてできないんだろうな・・・と私はそう感じてしまいました。
他人のことなど、お構いなしに自分の興味のあることだけを延々と語り続けることができる、一種のオタクでなければ、トレードで大きな利益を得続けることはまず不可能なのだろうと思います。
現在、当ブログをお読みいただいているあなたに質問ですが、あなたは彼らの領域までトレードや投資を突き詰める覚悟がおありですか?また、覚悟があったとしてもやり遂げることができるでしょうか。
正直言って、証券口座を開いて、お金を入金するくらいなら大した時間も苦労もありません。(初心者の中にはそれすらもできない人が大勢ですが)
しかし、そこから実際に投資やトレードを始めて、あるいはトレードの前に勉強をし始めて、億単位の資産を築いてなお、トレーダーや投資家として市場に残ってゲームに参加し続けるほどの狂人になれる人が一体どれくらいいるでしょうか。
トレードや投資が生き甲斐で幸せだというのであれば問題ありませんが、普通の人はそうそうそこまで極めることはできません。普通の素人がどれだけ投資の勉強に時間を割いたところで、結局は有名な投資家の猿真似のような投資しかすることができず、勉強時間の割にリターンが低すぎるというのが良くある話です。
私たちのような一般人にはそこまで投資に時間を割く余裕も理由もありません。それなら自分の身近なサービスを提供している優良企業だけに絞って投資をするだけで米国株ならそれなりのリターンを期待することはできますし、もっと時間を短縮したいのであれば、米国のような成長性の高い国の企業群への分散投資をするだけで十分なリターンを上げることが可能なのです。
色んな投資家やインフルエンサーの意見に左右されて、さも自分が考えた最強の投資法であるかのように勘違いするのではなく、インデックスや優良企業への長期投資だけを考えておけば、少なくとも我々のような一般人でも、天才たちとそれなりに渡り合えるリターンを得ることができると、私はそう思いました。