人気YouTuberのヒカルさんが9日、自身のYouTubeチャンネルを更新。紺綬褒章を受章したことを明らかにした。

ヒカルは「天皇陛下から褒章を賜りました」の題で動画をアップ。昨年、世界的アーティストの村上隆氏とコラボしたアパレルの売り上げ約2000万円を「赤い羽根共同募金事業」に寄付したことが受賞の理由だという。
受賞理由は、2千万円もの寄付をしたということで、彼の動画を拝見したことはありませんが、『金持ちYoutuber』として有名なヒカルさんらしいなという印象を受けました。
また、アンチも多いことで知られるヒカルさんを犯罪者扱いする声も多いようで、アンチコメントに対する挑発も忘れていないようです。
赤い羽根募金事業の関係者から賞状を渡される際には、「個人だったら犯罪歴まで全部(調べられる)。それぐらい厳しい」と説明を受けたヒカル。「いろいろ言われてきましたけど、僕が犯罪歴ないのようやく認めてもらえるんちゃう、アンチの皆さん。これをいただけるくらいクリーンな経歴なんで、そこを勘違いしないようにお願いします」と視聴者に訴えた。
私はヤフコメを閲覧しないので分かりませんが、これに対しても一定数のアンチコメントが寄せられているのを見て、『クズはどこまで行ってもクズ』だなと私は思いました。
どういう経緯であれ、私財から2,000万円もの寄付をするというのは素晴らしい行為だというのは間違いありません。「黙って寄付しとけ」という意見もありますが、あくまでヒカルさんは動画のネタとして世間に公表しただけで、黙って多額の寄付をした事実は変わりませんし、Youtuberとして動画にしなければ世間の人々も彼の寄付活動を知る手段がなかったことでしょう。
有名なインフルエンサーであれば、むしろ活動を衆知することで『寄付する世の中』への変化を促すことができて良い行為だと私は思います。
もちろん、寄付の金額が大きいから偉いとかそういうことではなく、自分の余裕を他人に分け与えるという思いやりの社会を築くことが重要だと思います。コンビニで釣り銭をレジ横の寄付ボックスに投じるだけでもいいので、困っている誰かのために寄付をするという行為が当たり前になる世の中を私自身も願っています。
実際に寄付をして行動する人に対して、「名乗らず寄付する事が美学」とか、「紺綬褒章を金で買った」とか、「賞の格が落ちた」とかそういうアンチコメントをするクズが一番社会にとって害悪であり不要な存在です。
紺綬褒章の受賞資格は変わらず、公的機関や公益法人などに500万円以上寄付した個人、1000万円以上寄付した団体に贈られる賞だと規定されています。
平均年収が400万円ちょっとの日本で、500万円以上のまとまった寄付ができる個人がどれだけいて、実際に行動に移すことができる人がどれだけいるでしょうか。
何も行動せずに陰でアンチコメントだけを送るネット民より、ヒカルさんの行動の方がよほど社会のためになっています。
私もまとまって500万円以上の寄付となるとなかなかできておりませんが、毎年数十万円程度の寄付は何らかの形で実行しております。昨年もふるさと納税を除いて、約20万円程度の寄付を実施しました。
自分にできる程度でよいので、一人ひとりが思いやりを持って寄付をすることができる社会の実現に向けて、ヒカルさんの行為は大変素晴らしいものだと感じました。