楽天証券は12月15日、米国株取引サービスを拡充し、12月26日から米株積立を開始することを発表しました。併せて、「ポイント投資」を拡充し、米国株も楽天ポイントで購入できるようにするとのことだ。

米株積立は、設定した株数または金額に応じて、毎週または毎月、自動で米国株式を購入できるサービス。1万円以上1円単位で設定でき、ADRやETFも含む全米国株式を対象として積み立てられる。円貨決済だけでなく米ドル決済にも対応する。NISA口座でも利用できる。
特に、併せて発表されたポイント投資での米国株買付は画期的で、楽天証券のユーザービリティがますます向上したといえるのではないでしょうか。
ポイント投資は、楽天ポイントを使って投資信託や国内現物株が購入出来るサービス。今回新たに米国株も対象となることで、「米国株式投資に興味はあるものの、 自己資金の利用をためらわれていた人などを中心に、 さらに多くのお客様の投資意欲を高められる」(楽天証券)と期待している。ポイントを使った米国株購入は、5大ネット証券で初めて。
しかもポイント投資の対象は楽天証券が取り扱う米国株式の全銘柄ということで変な制限もなく、とても使いやすいのではないでしょうか。
楽天ポイントでVTIなどの米国ETFや、米国個別株に投資ができるようになったというのは、米国株投資家にとっては非常に魅力的なサービスといえるのではないでしょうか。普段から楽天証券をメイン証券に利用しているという投資家の方々はぜひ活用していただきたいところです。
私の場合はすでに楽天ポイントを活用して米国株に投資する投資信託を積立投資しているのですが、ETFに切り替えをするかどうかは、非常に悩ましいところです。
楽天証券では毎月5万円までの投資額に対して楽天ポイントが付与されますので、積立NISA分は投資信託で、残りの部分は米国ETFという積立投資方法もいいかもしれませんね。
楽天の業績不振の影響で、楽天ポイントは以前と比べるとサービスの改悪が目立っており、良い知らせを目にすることが減ってしまったのですが、米国株投資家にとってはこれは吉報と言えるでしょう。