『いきなり!ステーキ』を運営するペッパーフードサービスは、昨日12月1日、原材料価格高騰のため主力のステーキメニューを2021年12月1日から値上げすると、公式サイト上で発表した。
看板商品の「ワイルドステーキ」は、150gが880円から1,045円、200gが1,133円から1,408円にそれぞれ値上げ。300gは1,419円から1,804円と、400円近い値上げ幅となったということだ。なお、チキン、ハンバーグの価格は据え置きとなりました。
12月に入って、当日からという突然の値上げ発表に、ネット上では「告知遅すぎ」「今日から値上げて…」と困惑するユーザーも多かったということだ。
同社の広報担当者によれば、店頭では11月15日から告知をしていたと説明するも、コロナ禍と度重なる不祥事、値上げによって客足が遠のいているいきなり!ステーキに、この告知期間に足を運んだユーザーはネット上でも限られていたようだ。
そもそも店頭でも2週間前の告知というのは遅すぎるように感じますが、公式サイト上で当日の告知というのはちょっと非常識すぎるように思います。
今年10月には今月末で独自の電子マネーである『肉マネー』の廃止が決定しております。
これについては、法律スレスレの記載方法が問題になってネット上で炎上しました。
最近の『いきなり!ステーキ』は炎上商法に手を出しているんじゃないか?と思うほど、自分で首を絞め続けているように感じます。
今回の当時報道は法的に問題があるというわけではないでしょうが、腐ってもB to Cの上場企業がやるようなことではないですよね。顧客を舐め切ってるとしか思えない対応です。
いきなり!ステーキが斜陽なのは誰の目にも明らかですが、このような炎上商法に切り替えたとしても企業イメージを毀損し続けるだけでだれも得しない結果になることは明らかです。
外食業界で生き残るのは大変なことですが、長年愛され続ける飲食店というのは、やはり『価格と味を一致させること』ができていると思います。
高級店には高級店並みのサービスや料理を提供してくれるからリピーターが訪れるのであり、格安店には格安店として満足のいく料理があるからこそリピーターを獲得することができるのだと思います。
いきなり!ステーキのように、大した品質ではないのに、どんどん値上がりしていくような飲食店は、飲食店が乱立している日本では生き残り続けることが難しいです。
経営層を一掃しない限り、いきなり!ステーキ及びペッパーフードサービスの復活はあり得ないだろうと、改めて感じさせられた次第です。