六星占術の創始者で占術家の細木数子さんが今月8日に呼吸不全で亡くなっていたことが昨日、わかりました。

細木数子さんの娘(養女)で占術家のかおりさんがインスタグラムを通じて報告。「数日前には鰻が食べたいと言って、美味しそうに食べていたのに。ケーキを持って帰ると喜んでいたから、母の分のクリスマスケーキも予約していたのに」と予期せぬ別れを嘆いていました。
細木数子さんといえば私と同世代にとっては、青春時代によくテレビで見かけたおばさんというイメージが強いのではないでしょうか。私が中学生〜高校生ぐらいの頃は、テレビのゴールデンタイムでは細木数子さんを観ない日はありませんでした。
細木数子さんといえば『お金持ちで派手な毒舌キャラ』という印象があります。おそらくその通りで、細木数子さんの遺産はともすれば数百億円は下らないと言われているようです。
そもそも細木数子さんは占い師という印象が強いですが、若い頃から実業家として成功していたようです。
細木さんは10代の頃から飲食店の切り盛りを任されるなど、商才に恵まれており、20歳で銀座にクラブを開店するなど、若い頃から水商売で財を成してきた女傑だったそうです。
その後、1982年に独自の研究で前述の『六星占術』を編み出し、書籍を出版すると大ヒット。今でも売れ続けている占い関連の書籍だけで、年間およそ4億円の印税を稼ぎ出しているということだ。
さらに私の青春時代にあたる2003年頃からテレビ出演を増やしていき、『1本400万円』とも言われる破格のギャラで、テレビ出演だけで年間数億円の収入があったと言われています。
さらには、携帯やスマホの占いサイトでは、月額料金は少額ですが、登録者が多いため、年間で12億円とも言われる固定収入が見込まれるという。
米経済誌フォーブスに掲載されている故人の長者番付となる「セレブの死後収入ランキング」では、2009年に亡くなったマイケル・ジャクソン氏の年収が4,800万ドル。およそ54億円と言われていますが、細木数子氏も、そこまでではなくとも、書籍と占いサイトの固定収入で年間20億円程度は稼げそうな勢いだと言えるでしょう。
また、東京にはビルを数棟所有していると言われていますし、京都には70億円とも言われる別荘があり、そこに眠っている家財や車、貴重品だけでも数十億円の価値はあるということだ。
これら全ての遺産を、養子である細木かおりさんが引き継ぐのかは不明ですが、法的にはそういうことになるのでしょう。
青春時代によく見かけていたタレントさんが亡くなったというのは、少しショックというか寂しい気持ちになりますね。テレビに出ていた頃は「私は120歳を超えて生きる」とよく仰っていましたが、ご自身の運命までは占いでは予言できなかったようですね。
末筆ではありますが、細木数子さんのご冥福を心よりお祈りいたします。