世界一のECサイトとして有名なAmazonですが、そこで使うとかなりお得になることで有名なAmazonカードの改悪が話題となっています。

元々はAmazonカードには、クラシックとゴールドという2種類のランクがあったのですが、Amazonゴールドカードは工夫次第で、Amazonプライム会費よりも安い年会費でAmazonプライム会員としての権利を獲得できるということで、『公式が認めたバグ』と言われるほどお得なカードとして愛されていました。
しかしAmazonゴールドカードも、今年の9月に新規発行が終了し、惜しまれつつ引退か・・・と言われていました。
そんな折に、今年の11月からは、Amazonカードのサービスがリニューアルされて、クラシック・ゴールド共通のサービスとなるという発表が今月の12日にされたということです。
新しいAmazonカードは、年会費は無料となる代わりに、Amazonゴールドカードの最大のメリットだったAmazonプライム会員の権利の自動付与がなくなるということです。
私は現在Amazonゴールドカードに付帯するAmazonプライム会員なのですが、来年の更新時にAmazonプライム会員の権利が剥奪されるということです。
つまりこれからは、Amazonプライム会員に加入して、クレジットカードは別物として利用してくださいということになるようです。
一応、新しいAmazonカードは、『コンビニでは1.5%の還元』『タッチ決済に対応』など、メリットも多く、年会費無料なら持っておいても損はないというカードには仕上がっています。
しかし、最大のメリットだったプライム会員の権利がなくなるというのは、やっぱり大きなマイナスと言えるのではないでしょうか。
一応、Amazonゴールドユーザーが引き続きAmazonプライムを利用する場合は、新サービス移行後もAmazon.co.jpでの買い物で2.5%のポイントを還元するという引き継ぎメリットがあるようです(通常のAmazonプライムカードユーザーはAmazon.co.jpでの還元率2.0%)。
ですので、次の更新時には、年会費無料のAmazonプライムカードを素直に受け取ろうと思います。
クレジットカード界隈ではこの数年でいろんなカードが改悪続きですよね。楽天カードも改悪続きで少し嫌になってきたところです。
ポイント付与率が激減したり、ポイント付与の対象となるサービスが少なくなったりと、各社さまざまな理由で改悪している状況です。
まあ、コロナの影響で財布の紐を締める人が増えたことでクレジットカードの収益性が下がったりしたことや、クレカに変わるキャッシュレス決済方法が増えたことなどが影響しているのでしょう。
Amazonは、確かに今はかなり稼いでいると思いますが、お得すぎるとまで言われていたAmazonカードのサービスを維持するのはバカらしいと思ったのかもしれませんね。
カードのサービスを改悪したとしても、Amazonプライム会員というプレミアには加入したいと私は思いますし、多くの人がプライム会員を継続するのではないでしょうか。
ここ数年を振り返ってみても、どんどんお得に過ごすことが難しい世の中になってきました。
そのことを理解しておかなければ、軽い気持ちでFIREして、将来思いもよらなかったサービスの改悪で大ダメージを受けるなんて笑えないことになるかもしれません。お気をつけください。