日経新聞の報道によると今月26日、GAFA(親会社のアルファベット含むグーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン・ドット・コム)と日本株全体の時価総額が逆転したということだ。

GAFAの合計株式時価総額は7兆500億ドル(約770兆円)に達しており、日本企業全体の6兆8,600億ドル(約750兆円)を超過したということです。
GAFAの中でもアップル(AAPL)は特に高く、2兆4,500億ドル。GAFAの4社はいずれも時価総額1兆ドルを超えており、これからも勢いを増して成長していくだろうと見られています。
昨年の5月末には、GAFAMの時価総額が東証一部上場企業の時価総額を超えたことが話題となりました。
この時もかなりの衝撃を受けたわけですが、それからわずか1年3ヶ月で日本株全体の時価総額をも超えるほどに巨大化したということです。
しかも、GAFAに加えて『M』のマイクロソフト(MSFT)は時価総額2兆2,480億ドルと世界第2位の時価総額を誇る企業です。つまり、『GAFAM』5社の時価総額を合計すると、9兆3,000億ドル、日本円で1,000兆円を超える巨大企業群となっています。
1,000兆円といってもあまりイメージが湧かないかと思いますが、日本の現在のGDPの約500兆円のおよそ2倍であり、国の税収約60兆円のおよそ16年分にあたります。
時価総額はそのまま業績と連動するわけではありませんが、これだけの価値を生み出しているのが全て米国の、たった5つの企業だということを考えれば、GAFAMという企業群の凄まじさがよくわかるのではないでしょうか。
投資をするなら他の投資家も資金を投じている市場に資金を投じた方がリターンを得られる可能性が高いです。
ワンチャン狙いのボロ株投資よりも、優良企業への長期投資の方が安定したリターンが期待できるのと同じです。
GAFAMは、すでにもの凄く高くなってしまっている企業たちですが、もしも調整がある場面では積極的に投資していきたい企業だと思います。優良企業だと思ったら、そこに資金を集中させるのが一番だということが証明されました。