いつものようにブログ記事を書くため、ネタ探しをしていたところ、キャリコネニュースにて興味深い記事を見つけました。

就職活動や仕事における様々な実体験が寄せられたキャリコネニュースには、上司や経営者のパワハラに悩み、退職を決意したエピソードがたくさん載せられている。
事務職の30代女性は、現在の職場について
「家族経営の会社で、家族は大会社のつもりですが、中身は個人商店です。親に逆らえない名ばかりの息子が経営者」
と不満を語る。さらに経営者の両親についても、「親は感情の起伏が激しい。毎日よく出てくるなと思うくらい批判、悪口、愚痴が続きます」と嘆いている。
私の主観ですが、家族経営の中小企業に限って、『大企業病に陥るな』とか、『我々は大企業だが、大企業だと感じていてはならない』みたいな主張をする経営者がいますよね。
創業者の息子が経営者というパターンも多く、時代錯誤でワガママな創業者とそれに逆らえない経営者によって社員が振り回されるというケースでウンザリさせられるのかなと思います。
45歳男性(技術職)は、前職を辞めた理由を振り返る。
「上司からしたら私の存在が気に入らなかったのだと思います。事ある事に、『この状況だったらどうするの?』と圧迫面接のように言われ続ける日々。常にダメ出しを出され続け、仕事を続けていける自信がなくなっていました」
男性は威圧的な上司のもとで1年以上我慢して働き続けた。その間、何度か上層部に上司のパワハラについて相談し、直接指導も入ったが、上司の態度が変わることはなかったという。
男性は「会社としては、パワハラを容認しているとしか思えません」と語り、「こんな会社に未来はないと思い、会社を辞める決心をしました」と続けた。
業界などにもよりますが、この男性の主張するように、ハラスメントが常態化しており、改善の余地がない企業もまだまだ世の中にはたくさんあります。これは会社の規模に関わらず、関わる上司次第というところがあると思うのですが、その状態を良しとし続けているところは企業にも問題があると言えるのではないでしょうか。
こういう上司に対してはまともに戦う必要はなく、会社の将来性がないと思えば転職すれば良いですし、会社自体に不満がなければ、その上司を辞めさせるためにハラスメントの状況を録音したりメールなどの物的証拠があればコピーしてとっておくなどして、話の分かるところに打って出るしかないだろうと思います。
100%納得して、良い労働環境だなと思える会社は、おそらく何回転職しても見つからないだろうと思います。私も何度も転職を繰り返して、今は比較的恵まれた環境でサラリーマンができていると思いますが、それでも会社の全てに満足しているわけではありません。
それでも、給与や人間関係といった基本的な点に関しては、我慢して働こうにも耐えられないと感じるところはあるかと思います。
だからこそ、今の会社が人間関係などの要因で耐えられないというのであれば、そこである程度の差別化ができる経験を積んでおいて、他の業界に転職するために積極的に動いた方が良いのではないでしょうか。
会社の規模が大きくなればなるほど周りの人間関係は改善されていくものだと私は実感しています。中小企業よりも大企業の方が従業員は多いですが、いわゆる『ヤバい奴』がいる確率がグッと下がります。
大企業の方が新卒でも中途採用でも、優秀でまともな方がエントリーに来る可能性が高いですから、入社してみればまともな人が多いのは当然とも言えるでしょう。
ブラック企業に長年勤め続けることができるのは、人格破綻者か、いろんなことを諦め続けてきたお人好しぐらいのものです。
そして人格破綻者によって、お人好しの人たちが搾取され、ハラスメントを受け続ける形になるわけです。
そんな職場に、長い間い続けると、世の中の常識からかけ離れていってしまい、転職するのが逆に大変になってしまいます。給与が極端に安いとか、同僚や上司がヤバイ奴らなどという場合には、あまり長居することを考えず、早めにより良い環境を目指して転職した方が良いのではないかと私はそう思いました。