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あまり知らない状態で記事を書くのは躊躇ったのですが、仮想通貨界隈で、『現代の錬金術』とまで言われて大きな話題を呼んでいた仮想通貨『TITAN』が先日、一晩で大暴落するという”事件”が発生しました。
大暴落と言っても、そこら辺の大暴落とはわけが違います。暴落率は▲100%、たった一晩で、12億分の1に暴落したというのだから歴史的な大暴落だと言えるでしょう。
ジンバブエドルも驚きのその大暴落の直前に、著名なインフルエンサーであるイケハヤ氏がTITANについてツイートをしていたことも話題となり、逆神・イケハヤ氏の歴史に確実に残る出来事となりました。
私のよく知らなかったので、TITANについて調べてみました。そもそも読み方もわからず、”巨人”を意味する『TITAN(タイタン)』かと思いきや、『IRON Titanium Token』というもので、チタンのことだったようです。
TITANについて、調べてみたのですが・・・かのイケハヤさんの言葉を借りると、『100人中99人以上はピンと来ていない』という通り、ちょっと何言ってるのかよくわかりませんでした。
ざっくりと理解できたところをかいつまんで見ると、
・『TITAN』を担保にUSD(正確にはUSDCというステーブルコイン)と交換することができるというシステム
・TITANを複利運用するだけで超高利回りと圧倒的なリターンを得られる
というところ。市場に出回っているUSDCというUSDと等価交換できるステーブルコインと、等価交換できるというところがTITANの担保となっていたようです。
しかもUSDに投資するよりは高利息なため、TITAN自体に投資したいという人が増え、価値が一気に上昇していた模様。
しかし、これには落とし穴があり、出資者が確実に利益を得るためには確実にUSDCがゲットできる事と、TITANを買ってくれる人がいることが前提となっていました。
ですが、TITANが想定外の人気となり利息も高すぎたため、運営元が用意していたUSDCが枯渇。USDとの換金性が失われたTITANは、一気に無価値な電子ゴミに変貌してしまったという流れのようです。
まとめると、『運営元のポンジスキームが崩壊したから無価値になった』という感じですかね。
非常にわかりづらいスキームだったのと、あまり真剣に調べなかったので、間違っている部分も多いかと思いますが、運営元のポンジスキームが崩壊したという点は間違いないと思います。
イケハヤ氏の意見を真に受けて投資をしているような人は、あまりいないかと思いますが、有名なインフルエンサーが推しているからと言って、絶対に儲かるなんてことはまずあり得ないのです。
TITANの騒動に関しても、”無限にUSDが刷り続けられない”限りは、絶対にどこかで破綻する内容だったと思います。
そもそも、交換比率まではわかりませんが、『1TITAN=1ドル』だったとしても、TITANが60ドルを超えていたのは明らかにヤバい兆候です。イケハヤ氏が勧めなくても近い将来大暴落することは避けられなかったでしょう。
私の頭が悪いだけかもしれませんが、”理解できない”ような金融商品に手を出すのはかなりのリスクを伴います。有名人がオススメしているからという理由でそのようなものに手を出してしまえば、いずれ大きなダメージを伴うことは避けられないかったことでしょう。自己責任の元に、気をつけて投資に向き合っていきたいものですね。