最近、twitter上で『実家の太さ』について大きな話題を呼んでいるようです。私自身は基本的にはtwitterを覗かないようにしているのですが、それでも1日に1分ほど覗いただけでも、実家の太さについてのツイートがいくつか目に入るほどたくさんの人が関心を持っているようです。
この議論の発端となったのは、当ブログとも相互リンクしていただいている、ピッフィーさん(@pure_sophy)のご実家のお話から広まったようです。
ピッフィーさん自身は、以前からご両親の資金を運用していることを公言していましたが、有名なインフルエンサーの方が取り上げたようで、それをきっかけに議論が熱を帯びているようですね。
ピッフィーさんのご両親が保有している金融資産は5億円を下らないということで、『結局、株式投資は実家の太さが大事なのか』と悲しみに暮れる人が多かったみたいです。
さて本日のネタは、株式投資をするにあたって、実家の太さはそれほど重要なのだろうか?という点についてです。
当たり前のことですが、株式投資を始めようと思った時点で、億単位の資産があれば、それはとてつもないアドバンテージになることは否めません。私なんて投資を始めた時の資産は100万円ですからね。実家の太さについても、私が生まれた時は母方の祖父が会社を経営しており、一般よりは太かったのかもしれませんが、私の幼少期に会社が倒産し、かなりの貧困時代も経験してきましたので、現時点では実家が太いとは全く言えません。株式投資に関して、一円も家族の援助を受けてはおりません。
しかし、投資を始めてから11年で、実家の太さは関係なく、100万円の資金を5,000万円前後まで増やすことができました。これは10代の間に株式投資の勉強に力を入れ、20代の間に株式投資に全力を注いできたからだと思います。
そもそも、両親が5億以上の資産を保有している状態なら、普通子供はそこまで投資に興味を示したり、実行することはないと思います。わざわざリスクを冒してまで投資をしなくても、一生生活し続けることも可能だと言えるでしょう。
それでも投資に興味を示してハイリスク・ハイリターンな投資をし続けることができるのは、結局ご両親の教育とご本人のポテンシャルなんじゃないかなと思います。
一代で資産を築き上げた実業家が、2代目・3代目になって勢いがなくなり、資産家から没落するというケースには枚挙にいとまがありません。一族経営の会社が2代目・3代目になって、時代の変化についていけず、落ちぶれていくことは、世界中でよくある話です。
つまり、実家の太さも投資にとって有利ではあるものの、必要条件とは言えないのではないでしょうか。
自分が築いた資産を子供が引き継いで、さらに増やしていけるのか、それとも資産を散財して次の世代で食いつぶしてしまうのかは、結局は親の教育次第だと思います。
まあ、お金持ちの方が貧乏人よりもファイナンシャルリテラシーが高く、教育の面でも有利なのは確かですけどね。
他人の、どうしようもない実家の太さに一喜一憂するぐらいなら、自分自身が”初代”となって、大きな資産を築き、その方法を子々孫々に伝えていくぐらいの人でなければ、本当に資産を築きあげることはできないのではないでしょうか。
ピッフィーさんのご実家がどうなのかは私は知る由がありませんが、日本人特有の他人を妬み、足を引っ張ろうとする性格が、SNSで大きな話題を呼んでいるんだろうなと、私は思った次第です。
そんな性格なら、twitterなんて覗かない方がいいんじゃないでしょうかね。知らんけど。