

結束バンド50本 1,180円(1本23.6円/Amazon)

とあるファッションブランドが、ただの結束バンド588ドルで販売しているとして話題になりました。ネット上では、「588円ならまぁ…と思ったら588ドルかよwww」「結束バンド、インフレ起こし過ぎだろ」など、酷評が相次いでいました。
ファッションに疎い私には、何がオシャレなのか全く分かりませんが、感度の高いキラキラ系の方々にとってはこれもまた素晴らしい製品なんだろうと思います。そもそも結束バンドを手首に巻いたことがないのでレビューのしようがないのですが。
各種ブランドメーカーからは、毎シーズンごとに真新しい製品が発売されるのですが、特に小物関係を中心に、「一体これの何が良いの?」と思うような奇抜なものが、たびたびリリースされます。
何が良いのかは、誰にもわからずファッションブランドへの忠誠心とハイセンスな感性をお持ちの方でなければ使いこなせない製品群は、ブランドメーカーにとっては、『勘違いでも売れれば儲け物』の好利益率の商品なんだろうなと思います。
最新のファッションというのは、誰も分かっていないけど、アパレルメーカーやブランドメーカーが創り出していくものですから、これが大ブームを巻き起こす可能性もあるのです。
なんだかんだ言って超一流とまで言われるファッションブランドは、たまに『捨て商品だろ?』と思うようなダサい製品を作っても一定数は売れてしまいますし、そのおかげで驚愕の利益率を誇っています。
ブランド品の原価なんて他の製品とほとんど大差はなく、少しくらい良い生地を利用してはいるでしょうがそれ以上の付加価値の方が高くなっているわけです。
ある意味、それでも売れてしまうほどの信者がいるビジネスモデルは非常に魅力的で、投資先としてはとても有望です。仮にルイ・ヴィトンがモノグラムやダミエ柄の結束バンドを販売していれば10万円は下らなかっただろうと思います。
これらのブランド力を有する巨大企業へ投資するのが、我々の資産を効率よく増やす可能性が高いと私は思います。結束バンドを6万円で買うというような敬虔な信者がいる企業は、アパレル関係企業に逆風な昨今の環境においても、投資していれば素晴らしいリターンを叩き出してくれるのではないだろうかと私はそう思います。