3年前、和歌山県田辺市の資産家で“紀州のドン・ファン”とも呼ばれた会社社長の男性が急性覚醒剤中毒で死亡した事件で、警察は28日朝、男性の25歳の元妻を殺人の疑いで逮捕したとの報道がありました。
男性と元妻との年齢は50歳以上離れており、結婚後も同居することなく、姿を見せることすら少なかったと言われています。さらに結婚後わずか3ヶ月で不審な死を遂げました。葬儀などでも元妻は悲しむ様子を見せなかったことから、元妻は当時から『確実に怪しい』存在でしたが、この度正式に逮捕されるに至ったということです。
“紀州のドン・ファン”こと野崎さんは『美女4000人に30億円を貢いだ男』として注目を浴び、そのような二つ名で知られることになりました。
野崎さんは和歌山県田辺市で生まれ、中学卒業後、鉄くず拾いや訪問販売から商売を始めて金融業や不動産業で成功し、億単位の資産を築くまでになったとのことです。
「私がお金を稼ぐ理由は、なんと言っても魅力的な女性とお付き合いをしたい、その一点に尽きます。仕事も女性とのお付き合いも、『死ぬまで現役』と心に誓っております」
このように著書に記されているように、女性と付き合うために大金を稼ぎ続けた野崎さんですが、最期はその女性によって命を絶たれるという壮絶な幕引きとなってしまったということです。
彼の人生を見ていると、確かに凄いなと思います。私も一人の男ですから魅力的な女性に惹かれる気持ちはあります。ですが、彼のようになりたいとは全く思えないです。投資家としても実業家としても、また男性としても素晴らしいのでしょうが、結局は”金づる”として生きてきただけに過ぎないように見えてしまうのです。
自分の孫くらい歳の離れた女性と結婚するというのも私としては考えられません。まあ、私は孫ができるような年齢ではないですが、話が合わなくてつまらなそうだなと思ってしまいますし、何より恋愛対象として見れないだろうなと思います。逆に自分が20代の頃に70代半ばの女性を恋愛対象としては見れなかったことからも、これは間違いないだろうと思います。
そんな孫みたいな人と籍を入れてほとんど姿を見ることもなく、挙句には数ヶ月で薬物によって殺害されてしまうなんて・・・それこそ何のために資産を築いてきたのだろうと思いますよね。
「お金があれば幸せということではない」というのを体現したかのような”紀州のドン・ファン”の生き様は、学べることも反面教師として心に留めておくこともあるのではないかと思いました。非常に面白い生き方ではありますが、私は遠慮したいところです。