米調査会社のガートナーがまとめたレポートによると、2021年1~3月期の世界パソコン出荷台数(速報値)は約6990万台で、前年同期から32%増加した。この伸び率は同社が2000年に統計を取り始めて以来最大となったとのことだ。

前年同期は、新型コロナウイルスの影響でサプライチェーンの操業や販売店の営業が一時停止となり、著しく減少した。今年1~3月期はその反動もあり大幅に伸びたという見込みです。ただ、台数で見ても過去と比べればかなりの規模であることが伺えます。
背景には、これもまた新型コロナウイルスの影響で、テレワークや在宅での作業が増えたことが影響しているとみられています。
パソコンをプライベートで使用する人は減っているとは言われるものの、今でも一家に一台ぐらいは普通に置いてあるものだし、何よりビジネス上でのPC需要は大きく伸びましたよね。
私が勤める会社でも、昨年の4月以来、原則テレワークが続いているので、ノートPCを一気に大量に仕入れました。そして今年の1〜3月頃も、新入社員の入社に合わせて、大量にノートPCを追加で購入していたので、なるほどなと思いました。
1〜3月頃はその年度の予算を使い切るために備品を追加購入したりする企業が増えるので、コロナの影響も薄れてきた今、パソコンが売れているのも納得です。学校で支給されたりもしているみたいですしね。

また同調査によると、21年1~3月期のメーカー別出荷台数を見ると、首位は中国レノボ・グループで、前年同期比42.3%増の1754万8400台だった。2位は米HPで同34.6%増の1496万3000台。3位は米デル・テクノロジーズで同12.9%増の1154万2000台。米アップルは同48.6%増の557万2700台、台湾・宏碁(エイサー)は同36.6%増の396万8900台、台湾・華碩電脳(エイスース)は同39.7%増の374万2400台だったとのこと。
伸び率で言えばアップルは約5割とかなりの増加率を誇ることがわかりました。私も愛用しているMacが好調なのは嬉しいですね。アップルの株主としても歓迎すべきことです。
それにしても、日本製のパソコンは全くランキングにかからないんですね・・・非常に残念な思いでいっぱいです。これは中国と米国の独壇場で、台湾が伸びてきているという印象を受けるくらいですね。日本は今でも『ものづくり』の国と言っているんですから、頑張って作って、ちゃんと販売してもらわないと困りますよね。今でも国産PCだと、NECと富士通が強いのかな?もっと印象付けるような快進撃を見せて欲しいです。
まあ、私は別に日本製のPCが売れなくても、アップルのPCが売れてくれた方がありがたいです。アップルの業績に貢献してもらった方が、私の資産増加にはつながりますので・・・笑
これからもビジネス上ではPCは必要不可欠だと思いますし、PCと同じく、スマホやタブレットなどのデバイスは、保って数年間の寿命ですから定期的に買い替えが発生することが見込まれます。
何かめちゃくちゃ大きな革新的な進歩がない限りは、これからもアップルへの投資は報われるのではないだろうかということを私は考えています。アップルの株価もすでにかなり上昇しましたが、今も手放さずに持ち続けることができるのは、まだまだこれからの成長性が期待できるからです。
時代が大きな変化を見せたこの1年間ですが、まだまだアップルには世界一の企業たる風格が見えるのではないでしょうか。来週あたり、そろそろ打診買いをしても良さそうかもしれません。