最近、毎日かなり忙しくて、ブログのネタを探すのも一苦労です。何か書くことないかなーと考えていると、彼女が「お金に関することならなんでもいいの?」と言って、とある昔話を教えてくれました。
今回は彼女の公認の元、お話しできる範囲で彼女のとある”体験談”を記事にしてみたいと思います。
突然ですが私Yukiは、今は都内で働いていますが出身は関西です。社会人になってしばらくは大阪に帰っていた時もあり、神戸・奈良・大阪と、トータルでは20年以上関西に住んでいました。私の彼女ももちろんそれは知っているのですが、実は私に出会う前は、”関西人男性”に一定の嫌悪感を持っていたと言います。
実は彼女、大学を卒業して社会人になった頃、私と出会うまでは、とあるマッチングアプリに登録していたそうです。
今の時代、マッチングアプリで出会うなんていうのも一般的ですよね。少し上の世代には、”出会い系”というイメージがあるので懸念されることもありますが、私の知り合いでもマッチングアプリで知り合って結婚したというカップルが何組かいるので、我々世代からすれば、それほど拒否反応はありません。
私より年下の彼女も、もちろんマッチングアプリにそれほど抵抗はなく、社会人になってから出会いを探すために登録していたのだそうです。
そのアプリの中で、マッチングして食事に行ったこともあるらしいのですが、それがどちらも関西出身の男性だったらしいです。
まず一人目の男性は大阪出身のSさん。お相手の年齢は当時28歳で、身長もそれなりに高く、スタイルも良く、写真では顔も塩顔の笑顔が可愛いイケメンだったそうなんですが、実際に会ってみると、めちゃくちゃ声はデカイし、リアクションが嘘っぽいし、下品だし・・・思っていた感じとは違ったので、そのまま連絡を取らずにフェードアウトしていったそうです。
その人は、「生理的にムリだわ・・・」と思ってそこで終わったのですが、問題だったのが2人目の男性、Tさん。こちらもたまたま大阪出身の男性で当時26歳。すごく真面目そうな見た目だったそうです。
マッチングしてからしばらくメッセージをして、食事に行こうという話になったのですが、まず初めにその男性は人の話を聞かない方だったそうで、いつ空いてるか?という日程だけ聞いてきた後は、勝手にお店と場所と時間を指定してきたらしいです。
この時点で、「ん?」とは思ったらしいのですが、まあ一度会おうという話になったのですから一度だけでも会ってみようかと考え、指定の場所と時間で食事に行ったそうです。
お店は都内某所のしゃぶしゃぶチェーン店だったらしく、コースの内容なんかも勝手に男性が決めていたそうです。
ですが、しゃぶしゃぶですので、ダシの種類はお店で選べたらしく、その男性・Tさんと彼女が1種類ずつ選んだそうです。でも、Tさんが選んだダシは彼女の好みではなかったようで、「自分が選んだやつだけ味わえばいいや」と彼女は考えていました。
しかし、お鍋が運ばれてきた時、ちょうど彼女が頼んだダシが彼女の席から届きづらい位置に設置されたようで、ちょっと移動しようとしたらしいのですが・・・
Tさんはそんなことはお構いなしに、2種類のお鍋に机にあったお肉を一気に鍋に投入し、しゃぶしゃぶではなく煮込み始めたそうです。
しかも、気遣いをすることなく、自分だけ勝手にどちらも食べては、届いたお肉は全て鍋に投入するという始末。彼女の席からは、自分が頼んだダシには手が届かず、結局ほとんど食事をすることができなかったそうです。
そして、いざ支払い。合計金額が8千円ちょっとだったみたいなのですが、どういう訳かTさんは財布から2千円だけ出して手渡してきたそうです。
彼女は内心「・・・は?」とブチ切れていたそうです。「ほとんど全部食べたくせに・・・」とか、「せめて半分は出せよ!」とか、色んな複雑な気持ちを胸に、どういう計算で算出されたのか分からない2千円を握り締めて、一緒にレジへ。彼女が残りの金額を支払ったのですが、60円のお釣りが出たらしく、その60円をTさんはサッと取り上げて自分の財布に締まったらしいです。つまり、Tさんは1,940円しか支払いをしなかったのだとか。
つまりTさんは、気遣いもできず、マナーもデリカシーもなく、ほとんど一人で食べた上で自分の話ばかりして、2人で8千円以上する食事料金を年下の女性にほとんど支払わせるという振る舞いを、初めて出会った女性に対して行ったのだそうです。
しかも食後の別れ際に、Tさんは「次はお互いの家で会おうか」と言ってきたそうで、普段温厚な彼女もさすがに、「いや。もうあり得ないです。二度と会わないです」と言ってその場から逃げ帰ってきたそうです。
その後すぐに、彼女はマッチングアプリを辞め、「関西人あり得ない!」という思いとともに、彼女の友人の間でTさんは”60円の男”として、あり得ないクズ男として広まることになったのでした。
そういう経験があったので、出会った当初は関西人である私もかなり警戒されていたようです。笑 ですが、私は流石にそこまでクズ男の行動はしようと思ってもできないので、逆に評価が高まったみたいで、お付き合いすることができました。
実は私自身も、関西のそういう『品の無さ』とか『空気の読めなさ』とかは非常に苦手なんですよね。都内に来てからの方が、空気感はとても合うなと感じています。
さらにTさんは、相手のことも考えることができなかった上に、ドケチで支払いもまともにしなかった。こんな男は、友人だとしても絶対にイヤですよね。せめて割り勘にしろよ・・・と思います。
そういうクズのエピソードというのは、すぐに女性の間で広まります。女性はお話をするのが好きですからね。
今回はマッチングアプリという、元々何の接点も無い相手だったものの、もしこれが友人の紹介で知り合った相手との食事とかだとすれば、瞬く間に知り合いにクズエピソードが広まるでしょうね。
Tさんの場合はお金だけでなく、”相手のことを考えられない”点や、”品のない行動”など、問題点だらけでしたが、せめてお金の支払いぐらいはきっちりやっておけば、陰で”60円の男”と呼ばれることはなかったでしょうね。
お金と食べ物の恨みというのは、数年経った今でも記憶に残るものだなと改めて感じた次第です。