私のように野球好きだった人だけでなく、元・プロ野球選手のイチロー氏のことは、日本人であればご存知だと言う人が多いのではないでしょうか。
イチロー氏といえば、天才だと言われますが、それは彼が人並み以上という言葉では形容できないほどの努力家であり、超一流のプロスポーツ選手であり続けたことが彼を偉大な人物として認識されているのです。
そんなイチロー氏が若い頃、まだ日本でプロ野球選手として活躍していた頃のお金の使い方が話題となっていました。

もちろん、メジャーリーグでも一流の選手であり続けたイチロー氏が”お金持ち”であることは疑いようのないことなのですが、日本でプレーしていた数年間でも合計で推定20億円を超える収入があったというイチロー氏。
順風満帆なプロ生活かと思いきや、実はプロになってからレギュラーになるまで3年ほどかかったと言います。
そんなイチロー氏に、「若い頃に散財しろという話はよくありますが、これまでで一番散財したのは何でいくらを費やしましたか? 思い出に残っている使い方は?」とぶつけたところ、若手時代のお財布事情を明かしてくれました。
「僕は給料が800万円の時。レギュラーになった初めての年ですけれど、ここは僕はお金かけるとこだと思って。3000円のユンケルを毎日飲みました」
年収800万円といえば、かなりの高所得だとも言えますが、プロ野球選手としてはまだまだ駆け出し。ですが、イチロー氏は”身体が資本”だというプロ意識をすでに持っており、自身がCMにも出演していたユンケルを、CMに出演する前から飲み続けていたということです。
また、オリックス時代に稼いだ推定20億円のお金は全て使い切ったということで、メジャーで改めてお金を稼ぎ出したようなものだと語るイチロー氏。もちろん彼のような素晴らしい努力の積み重ねで一流であり続けた人であれば、超一流の舞台でも第一線で活躍し続けることになったのです。
イチロー氏が一流であり続けたのは、自分の体を資本として大切にし続けたため、ひいては身体の健康こそが全てにつながるということを理解していたからかと思います。
先日、”幸福”を感じるには、まず初めに心身が健康であることが必要だということを記事にしました。

幸福のみならず、まずは自分自身の心と体が健康であることで、自分でできることの範囲がどんどん広まっていくと思います。
私自身も身体の健康のために日々、食事などにはかなり気を付けています。もちろん無駄遣いはしませんが、安物ばかりで体に悪いものはできるだけ摂取しないようにしています。
流石に3,000円のユンケルを毎日飲むことはしません(そこまで身体を酷使する仕事でもないですしね)が、節約家の方々と比較すれば食費は少なくないと思います。
しかし、スポーツ選手だけでなく、全てにおいて身体が資本であることは違いありませんから、身体は大切にしていきたいと思います。
イチロー氏のように何十年もコツコツと努力を怠らず、そして第一線で活躍し続けた方の生き様やお金の使い方は、きっと我々も学ぶことができる点があると思います。ぜひ、参考にしてみてはいかがでしょうか。