#教師のバトン 🤝プロジェクト開始
— #教師のバトンプロジェクト【文部科学省】 (@teachers_baton) March 25, 2021
全国の学校現場で奮闘する教師の皆さんの取組や後輩へのメッセージなどを #教師のバトン をつけて投稿することを呼びかける、新プロジェクトを開始しました!
投稿を通じてこれから教師を目指す若者にバトンを繋ぐプロジェクトです。
ぜひフォローしてチェック! pic.twitter.com/lbgfRTL8PW
#教師のバトン
— りんご (@yukkuri321654) March 26, 2021
中高ではいつも成績上位。大学首席で卒業。海外で教育を学んだ後、採用試験一発合格。
3年勤めて精神疾患になりました。土日休めない。毎日残業。毎月90時間近くの時間外労働。死にたいってずっと思ってた。
労働環境の改善こそが、これからの先生たちに届けたい、本当のバトンです。
初任で未経験の運動部顧問になりました。土日は練習や大会で消えていき、連勤が続きました。授業準備もろくにできず、身体も授業もボロボロでした。休みなく働いた結果、自殺を考えるようになりました。うつ病でした。
— うつの私(うつわた)@2度目の休職→復職に向けて (@5gd6l04iNnFGxUd) March 26, 2021
未来ある初任者の皆さんには私のようになっては欲しくはないです。 #教師のバトン
【公立学校教員という職業】
— なぎ(仕事の虫と化しました…) (@rGGA7iCmYrAifB3) March 27, 2021
①残業代はつかない
②決められた勤務時間は7時間45分なのに、毎日12時間労働は当たり前
③使い切れない年休は捨てられる
④給食は5分で食べきる
⑤トイレに行く時間はない
⑥授業の準備の時間は与えられないから平日の夜遅くか休日にしなければならない#教師のバトン
#教師のバトン
— ハナメガネ(自分にできることを) (@V6zgN9mvifif6Ob) April 3, 2021
文科省の公式アカウントが「良い教師ほど勉強するし、プライベートな時間を削ってでも授業づくりの準備をする」という言葉をリツイートしているの見て強く決意したね。明日の授業の準備できてなくても絶対に帰るわ。今年一番腹立ったわ。マジで胸くそ悪い。
先月末twitter上で、文部科学省が主導して、『#教師のバトンプロジェクト』なるツイート企画が発足しました。近年、教師の質の低下や教師を目指す人が減っていることを鑑みて、文科省が直々に、現役教師に教師という仕事の魅力をもっと多くの人に知ってもらおうという目的で広まった企画なのですが・・・
現役教師から集まったのは、実際に働いているからこそ分かる知られざる不満がほとんどで、文科省としても想定外だったようです。
これにはたまらず、萩生田文科相も苦言を呈しました。

これに対して、「残業代を頂戴しておりません」 「お暇を頂くことが叶いません」 「薄給のため窮乏しております」など、丁寧な不満リツイートが投稿されるなど、まさに地獄絵図の様相を見せました。
twitterに品の良さを求めるあたりがすでに分かってない感があるなと思うのですが、現役教師の意見を求めておいて、否定的な意見ばかりが目立つと苦言を言うのはいかがなものかと思いました。
ネット上だから、ちょっと盛った話もあるのかな?と思いますが、多くの人々が同じように厳しい現状を訴えている様子を見ると、おそらく本当に厳しいんだろうなと推測されます。
そもそも最近、教師という仕事が軽んじられている理由は明らかで、日本において”大卒”という人の割合が圧倒的に増加したことが原因だと思います。
かつて、教師が聖職ともてはやされ、尊敬を集めていた大昔は、大学に進学して卒業するということ自体がステータスでありしっかりとした教育を受けた素晴らしい人という印象があったのが尊敬に繋がっていたのです。
しかし、今や大学は学力を考慮しなければ誰でも卒業でき、教師免許は誰でもその気になれば取ることができる資格に成り下がってしまいました。
結果、教師の尊厳は失われ、子供の親世代には教師よりも頭の良い人々が増えました。今や学歴を積み重ねて好成績を得た優秀な学生は、大手企業に勤めたり実業家になったりするので、よほど教師になりたいと考えている学生以外は、一般社会に馴染めなさそうな人たちが教師になったりすることも多いのです。
そのためあまり能力が高いとは言えない人々が集まり、『学校から社会に出なかった人』と揶揄されるような人たちが教師になってしまうという状態になってしまっている。その上業務や求められるものもどんどん増えているので、心身を病むほどの長時間労働、異常な業務量、パワハラ横行、残業代なし、部活動顧問の押し付け、非正規雇用の増加・・・教育現場の問題はどんどん増え続けているのです。
では、どうしたらいいのでしょう。現役教員を救うことはできないのでしょうか。私が思うに、教員の給与をもっと上げるだけでも少しはマシになるんじゃないかなと思います。
残業代を支給したり、部活動顧問にはさらに支給を増やすなど、サービス残業を改善するだけでかなりマシになるんじゃないかなと思います。
財源はどうするのか?と言われそうですが、日本政府の無駄遣いを見直せば、教師や保育士などの不遇の仕事をしている人たちの人件費を少しくらいは捻出できるんじゃないの?と思ってしまいます。
なんだかんだ言って、業務に見合った報酬さえ払っていれば、ここまで不平不満が集まることは無いと思います。教師はさぞ高尚な教育理論をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、結局は『お金』だと思います。
教師一人ひとりの負担を減らし、お金を十分に払ってもらうことで、日本の教育のレベルも上がれば将来の日本の成長にも繋がるかもしれません。彼らのような不遇の人たちの待遇を良くすることは、未来への投資と言えるのかもしれません。文科省も苦言を呈する前に、少しは将来に向けた活動をしてほしいものですね。