今、新卒研修をしているのですが休憩中にリボ払いの話に
— かずたく@貯金箱 (@salary_chokin) April 4, 2021
20人中6人リボ払いで支払ってました
そのうちの二人は毎月の返済が楽なんですよねって笑ってた
この年で年率15%前後の借金してるのに笑ってる彼等を見て、クレジットカード会社はこれからも成長すると思いました。https://t.co/8Is07rWyfn
とある企業で新入社員を研修している方が、たまたまアンケートを取ったところ、新入社員の20名のうち6名。つまり、全体の30%がクレジットカードのリボ払いを活用していることが分かり、話題となっています。
しかもリボ払いをしているメンバー6名のうち、5名が女性で「毎月の返済が楽」、「手数料もそれほど高くない」という認識を持っているということだ。
リボ払いを利用しているほとんどが女性というのは、たまたまなのかもしれないが、リボ払いのコマーシャルって、結構女性をターゲットにしたものが多い印象がありますよね。


基本的にショッピングが好きなことが多い女性をターゲットにして、企業側も広告を打ち出しているので、女性の方がリボ払いの罠に陥る可能性が高まるのも、納得なのかもしれません。
日本ではまだマシだが、米国ではリボ払いを利用しているというユーザーの割合はさらに高く、米国のクレジットカード企業が儲かるのは、年会費とリボ払いの手数料がかなり入ってくるからとも言われている。だから、リボ払いができないように、現金が引き落とされるデビットカードの普及率も高まっているのが現状だという。
米国ではクレカのポイント還元率が3%前後と、破格のものもあるが、もしかしたらこういう利益率の高い制度を利用しているユーザーが多いからかもしれません。
さて、リボ払いについては、私も何度か記事にしたことがありますが、個人の浪費のために年利15%以上の金利でお金を借りることになるので、いかに恐ろしいかというのが、投資家であれば誰しもわかるはずです。
株式投資のリターンは、国によって違えど、歴史を振り返れば大体3〜7%程度の平均リターンとなることが分かっています。そんな中、年利15%を超える借金をしていては、いくら投資をしても借金による返済の方がはるかに高く、負担が大きくなること請け合いです。
ですので、今もし、リボ払いでお悩みの方がいらっしゃるのであれば、何としても真っ先にリボ払いを繰上返済することをオススメします。貯金なんてしてる場合じゃないですよ。銀行はあなたの貯金に毎年0.001%の金利しか払ってくれませんが、リボ払いは毎年15%の利息をあなたから奪っていきます。貯金してるヒマがあったら、リボ払いの残高を減らす方がよほど経済的にプラスです。
リボ払いというのは、一度利用するとクセになってしまう中毒性があります。いくら高額決済をしても支払は一定でしかも少額で良いのですから、そりゃ利用者とすれば嬉しくなる気持ちはわかります。だからと言って、あなたが買い物したという事実は変わらず、支払いを先延ばしにすればするほど、利息がかかるのは当然だと言えるのです。
リボ払いというのは、クレジットカード会社が儲けるためには非常に素晴らしい仕組みです。裏を返せば、それだけユーザー側にとって不利で、支払額が大きく増加してしまう悪魔のようなシステムなのです。言ってしまえば、無知な弱者から意図していない手数料を奪おうとする企業側の戦略だと言えるのです。
だからこそ、リボ払いは絶対に利用してはいけません。家計が困っているときは、無駄遣いをするのは辞めておく程度の理性は持ち合わせておきましょう。あなたは人間なのですから。