先月26日に、ついにサービスが始まったドコモの格安プラン『ahamo』ですが、開始早々からエラーが生じたり、いろいろな不具合が出ているという。
とは言え、新しいサービスを開始した当初は想定外のエラーなどが発生するのはよくあることです。SNSなどでは、エラーの解消方法などが公開されていましたし、徐々に落ち着きを取り戻しているだろうと思います。
そんな中、とある記事が話題を呼んでいます。

今月28日に公開された、『ahamo』に対する批判記事ですが、これの記事に対して、かなりの件数の批判が殺到しているという。
この批判に対してコメントする記事が公開されるなど、一部では大盛り上がりを見せているようだ。

長いので簡潔にまとめると、
格安の『ahamo』ってやつが始まるのか!予約したろ!
↓
5年前に買った『Galaxy』やけど、なんていう機種やったか分からんな・・・でも、対応機種に『Galaxy』っていっぱい載ってるから大丈夫やろ!
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なんで使えへんのや!そうや、ドコモショップ行ったろ!
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ショップ店員「こちらは対象機種ではありません」
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なんで対象外の機種やのに、契約が完了したんや!おかしいやろ!!!
とまあ、こういう流れですね。ドコモショップでも店員さんごとに言ってる内容が違うというのも、それなりに問題ではありますが、概ね契約したご本人が悪いとしか思えないような内容でした。
ですが、「こんな訳の分からんプランを用意しやがって!菅総理が自分でやれるか試してみろや!」と言っているあたり、老害としか言いようのない感じですよね。。。
当然ですが、ahamoのような格安プランは、MVNOと同様、ネット上で契約が完結するため、サポート対象外であるから価格が安くなっているということです。
ネット上でスマホの契約をしたことがある人なら当然わかると思いますが、あなた自身がいつのどんなスマホの機種を持っているかなどというのは関係なく、契約自体は完了するようになっています。
ちょっと考えたら分かりますよね。スマホで契約したとしても、そのスマホの機種までahamo側に分かるはずがありません。もし契約の段階でその人が持っているスマホの機種が分かるなら完全にプライバシーの問題でアウトですよね。
契約の最終段階で、「あなたがお持ちのスマホでは『ahamo』はご利用いただけません」なんて注意書きが出たら、「なんで私のスマホの機種が分かるの?こわっ・・・」って思いませんか?
スマホから契約しているならまだしも、PCから契約したのにそんな注意書きが出たら、完全に監視されているとしか考えられません。
つまり、どんなスマホだろうが、最悪スマホを持っていなくても、PCやタブレットなど、ネット環境さえあれば契約は完了してしまいます。
そもそも、スマホの契約をする前に、自分の機種が対応しているかどうかぐらいは調べるのが当然ですし、普通に考えれば、「5年前に買ったスマホが新発売のプランに対応しているだろう」と考える方がおかしいですよね。5年前の最新機種でも対応していない可能性の方が高いです。
このようなトラブルが、「店員教育の不足、想定されるトラブルに対する準備不足」というのは少しユーザー側が調子に乗りすぎてるんじゃないかと思います。
こういうトラブルを想定していては、ahamoが安い一番の理由である、『サポート不可』の意味が全くありません。店員ごとに対応がバラバラなのは確かに教育不足を感じざるを得ません。こういう客に対しては「ahamoにどうぞ」とドコモショップがサポート外であることを徹底するのがベストだったのではないでしょうか。
菅総理も、ドコモも、ネット上で契約が完結できる若年層向けのプランとして『ahamo』を始めると発言していました。菅総理自身もおそらくahamoに切り替えるつもりはないのでしょう。彼らは別に格安プランに切り替える必要性はありませんから。
結局、対象機種かどうか分からないけどとりあえず契約してみて失敗したご老人が、勝手に怒っているだけという闇の深いお話ですが、このように自分自身で契約を完了させて、きちんと活用できない人は、確かにスマホの格安プランを利用せず、従来の割高なキャリアプランを利用して、十分にサポートを受ければ良いのではないだろうかと思います。
何でもかんでも、自分ができないからと言って、他人のせいにするような年の取り方はしたくないものである。投資家たるもの、自分の人生は、きちんと自分で責任を取れるように生きていきましょう。