知的好奇心の高い素敵な大人向けのライフスタイルメディア『サライ』にとても興味深い記事が掲載されていました。

2020年からの株価の変動を見ていると、大暴落からの大暴騰と、非常に大きな変化を遂げたことを実感します。私の資産額も過去最高額を突破し続けています。
そんな中で、株を手放してしまったと言う人も中にはいらっしゃるかと思います。ちょうど株を売ったそこが底値だったなんて、初心者にはあるあるですよね。大抵の場合、そのような失敗を犯した初心者は、二度と株式市場に戻ってくることはなく、退場して投資恐怖症を患ってしまうのですが。
しかし、JSKパートナーズ株式会社が全国の投資家1,055人を対象に実施した「コロナ禍での投資開拓」アンケートによると、コロナ禍の2020年から2021年にかけて、投資額を減らしたと回答したのは、わずか10.7%であり、『現状維持』と回答した53.3%、逆に『増やした』と36.0%の合わせて89.3%が、投資額を減らすことなく積極的に投資を続けていたことが明らかになりました。
2020年には、リーマン・ショック以来の大規模な調整が入り、長引くかと思われた悲観的な空気も、わずか1ヶ月ほどで、未曾有の金融緩和によって上昇相場に入るという慌ただしさを見せていました。
しかし、いつ終わるとも分からない調整の中でも、多くの投資家は投資をやめたり減らしたりすることなく、投資を続けていたというのですから、驚きですよね。
その理由も非常に共感できるものであり、現状維持していた理由としては、
・損失もないので現状維持(40代/女性/東京都)
・コロナ後を期待して、戻ると思ったから(50代/男性/東京都)
・コロナが落ち着くまで静観する(50代/男性/神奈川県)
というような、さすが人生の先輩方だなと思えるような頼もしい回答が並んでいました。また、逆に投資額を増やしたと回答した面々は以下のように答えています。
・株が下がって買い時だったから(20代/女性/東京都)
・コロナ終息後の値上がりを期待(40代/男性/福岡県)
・アメリカ株がより好調になっていくと思われるから(40代/女性/広島県)
こちらも納得の回答。アフターコロナを期待して、昨年の2月〜3月に株を買い増しできた人は、資産額を大きく増やすことができたでしょう。私もいつも通り、気にせず投資をしていましたが、結果として資産を増やすことができました。
また、サライの読者には日本株だけでなく、米国株に投資をする人も増えているようで、米国株投資が徐々に市民権を得ているなと実感することができました。母数が増えることで取引にかかる手数料が安くなったのですから、これは喜ぶべきことだと思います。
さらに、上昇局面において、投資スタイルを変化したか?という問いに対しては、45.6%が変化なしと回答した上、投資額や投資商品を追加しようという、投資に積極的な人が、こちらも合わせて9割弱を占めており、皆さん長期的な目線で投資を考えることができているんだなということが明らかとなりました。
偉そうに言える立場ではありませんが、彼らの選択は正しく、どんな市場環境においても、投資をコツコツ続けるというのが、投資においては一番大切な要素だと思います。
いくら勉強を頑張って、マネーリテラシーを高めても、実際に投資をして、長期的に生き残り続けた人がこれまでは正しかったのです。マネーリテラシーを高めることは意味があることですが、それだけではなく実際に資金をリスク性の資産に投じることが”実践編”としては大切なことなのです。
アンケートに出てくる本物の投資家の方々同様、長期的な目線を持って、私自身もこれからも投資に励んでいこうと思った次第です。