S&P500 4,000ドル突破〜〜〜🥳🎉 pic.twitter.com/VAxU7MlCrG
— Yuki@Snowball (@Yuki50479766) April 1, 2021
昨日、米国株市場は好調さを見せ、S&P500指数が、史上初めて4,000の大台を突破して取引を終えました。

バイデン大統領が打ち出した2兆2,500億ドル、およそ250兆円規模のインフラ計画が意識された上に、本日発表の雇用統計では、5カ月ぶりの大幅な雇用増加が予想されていることが楽観的なムードを作り上げたようだ。相場上昇を主導したのはハイテク株でしたが、バリュー株も堅調に株価を上昇させました。
今夜の米国市場は、イースター休暇ということでお休みとなり、週末と合わせて3連休となります。連休前は基本的にポジション調整が入りやすく、下げることが多いのですが、4,000という節目を超えたことで、お祝い相場でしょうか。終値まで4,000台をキープしたまま昨日は取引が終了しました。
S&P500指数は、NYダウと同様、多くの投資家が指標としている指数であり、米国を代表する500社余りからなる優良企業のかたまりのような指標です。様々なセクターの企業が混ざっているので、非常に緩やかな値動きになることが多く、市場全体が大暴落した時ぐらいしか、大きく変動するのを見ることはできませんが、その代わり、S&P500指数への投資は非常に安定的な結果を出しやすい、初心者向けの投資だと思っています。
初心者向けとは言うものの、ベテラン投資家でもS&P500への投資を素晴らしい投資方法だと認めており、『投資の神様』ウォーレン・バフェット氏にして、「自分の死後は、S&P500に連動するETFを中心に資産を運用すること」を家族に伝えているほどです。
私もVOOや、投資信託を通じて、S&P500指数に連動するインデックス投資を、資産の一部で行っていますが、非常に順調な値動きで、心理的に安心感を得ることができる投資方法だと感じています。
ちなみに、あまり知られていませんが、S&P500に採用される銘柄には以下のルールがあります。
・米国企業であること
・時価総額が 53 億ドル以上あること
・流動性が高く、浮動株が発行済株式総数の50%以 上あること
・4 四半期連続で黒字の利益を維持していること
米国の中でも、ある程度の規模があり、きちんと利益を出し続けている企業だけが選ばれる基準を満たしているということが分かります。
つまり、S&P500指数というのは、成長性があって将来に渡って利益を上げ続けることができるであろう米国企業のみを組み込んだ指数なので、簡単に言えば、『上がって当然』と言えるのです。
これからも安定して成長し続けるだろうと見られる企業を自動的に採用して、成長性のない企業を切り捨てることで、S&P500指数は調整されています。これだけを考えても、投資先としていかに優秀な指数であるかがお分かりいただけるのではないでしょうか。
投資家として、個別株の決算を確認してチャンスを伺うのも一興ですが、最近は将来のために、サラリーマンの傍ら手間のかからない投資をしたいと考える人も増えております。
彼らは別に決算書類を見て割安かどうかを判断できるスキルが欲しいわけではありません(もちろん、あった方が良いのは言うまでもありませんが)。
そんな彼らでも市場平均に則って投資することができるのが、バフェット氏がオススメしているようなS&P500指数に連動するETFや投資信託なのです。
前述の通り、S&P500指数は上がるように作られている指数なのですから、それに連動していくだけで、資産は長期的に見れば自動的に上がっていく可能性が高いと言えるのです。
S&P500指数が高値を更新している今、投資を始めるのはちょっと怖いな・・・なんて考えている人もいるかもしれませんが、S&P500にとって、今の数値はまだまだ通過点だと言えるでしょう。
だからこそ、少しでも早く投資を始めて、長期的に市場に生き残り続けることで、資産の増加を感じる可能性を高めていくことがベストなんじゃないかなと私はそう思っています。