今日も元気にネットサーフィンをしていると、面白い記事を見つけました。

この記事の元ネタは、漫画家の吉本浩二さんが、自身の体験を元にリアルなおこづかい生活を描いた漫画『定額制夫のこづかい万歳 ~月額2万千円の金欠ライフ~』となっている。
吉本さんは、結婚後から現在まで『小遣い制』となっているようで、毎月の小遣いは2万1,000円。その少ないお小遣いをやり繰りする様は幸せそうにも見えるが、やはり悲哀に満ちた内容となっている。
吉本さんは元々3万円のお小遣いをもらっていたのだが第2子誕生のタイミングで節約が必要になったことに加え、自宅がオフィスでもある吉本さんは交通費や昼食代がかからないため、おこづかいが3割カットになったのだという事です。ちなみに最新の調査によると、男性会社員の毎月の平均お小遣いは36,747 円で、昼食代は555円。お小遣い制度のサラリーマンは皆さんかなりご苦労なさっている様子が伺えますね。
ご本人が2万1,000円という限られたお小遣いをやりくりし、楽しみであるお菓子を買うかどうか悩む姿などは涙を誘います。

また、ご本人と同じようにお小遣いをやりくりしている男性は、会社の経費を自身のクレジットカードで立替精算し、そのポイントを利用するという、会社の規程次第では、横領ともなるギリギリの節約行為を行っている様子が伺える。

これは一応、犯罪行為ですので、皆さんはきちんと会社に確認した上で行うようにしてくださいね。ちなみに弊社では会社が発行しているコーポレートカードにて立替経費精算をするように徹底しているので、自身のクレジットカードでの立替は余程のことがない限り認めていません。あまりグレーなことをしていると、経理は対象の社員に確認をしなくてはならないので、お互い面倒ごとが起きないように、ルールを守りましょう。
それはさておき、最も同情を誘うのがこのシーン。

「カルピスは焼酎と同じ」だという作者が、カルピスやお菓子のことで些細なケンカをしている様子は、側から見ると面白いが、実際に自分の家庭で起きていると考えると悲しいものである。
本当に私は、自分自身がお小遣い制なら嫌だなと感じる次第です。結婚しても自分で家計を管理していきたいと考えています。そもそも彼女よりは家計管理には向いているはずだと自覚していますので。
女性が家計を管理して、男性が働くというのは昭和時代では当たり前でしたが、今はそんなことも言ってられないと思います。働きながらでも自分の力で家計を管理することは必要不可欠だと思いますから、これからは得意な方が家計を預かるという結婚生活が理想だと思います。
そして何より、お互いが家計について理解し、納得した上で何にいくら使うのかということを配分していく必要があるのではないでしょうか。
お小遣い制度というのは素晴らしい制度だとは思いますが、どれだけ成果を上げても、お小遣い制度なら自分の懐に入ってくる収入は一定な訳です。それだとやっぱり仕事に対するモチベーションも上がりませんよね。
お小遣いをもらっている子供は、将来貧乏になりやすいというデータもあります。これは何もしなくても一定のお金が毎月入ってくるという状況に慣れ親しんでしまうことが、”生産性の低い”サラリーマンを生むことにつながるからです。
何にせよ、この漫画に出てくる人物を見ていると「こんな風にはなりたくないな」と感じるような人ばかりです。それでも彼らが幸せなら別に好きにすればいいのですが、私はこんな生活はしたくないですね。
夫婦それぞれ考え方は違うでしょうが、誰もがやってるからという理由だけでお小遣い制度を取り入れるのが果たして正解なのか?よく考えてみてはいかがでしょうか。