お笑いタレントのスギちゃんが、3月20日に放送されたバラエティ番組「石橋貴明プレミアムvol.9第2回芸能界超人No.1決定戦!」に出演。最高月収と、現在の貯金残高を告白した。

今回で9回目の放送となる同番組では、ネット番組という環境のおかげで、お笑い芸人の収入や貯金残高など、”下世話”な話ができるということでかなり人気の企画となっているらしい。
その中で、一発屋として、一世を風靡した”ワイルド芸人”スギちゃんが、自身の最高月収を『1,000万円』と告白しました。
しかしスギちゃん本人は、お金の管理ができないというワイルドな一面をお持ちのようで、妻から「信用できない」と言われているとのこと。預金残高は『77万円』と少し寂しい結果となりました。
スギちゃんといえば、”太く短く、ワイルドに”一発屋としてブレイクを果たした芸人という印象がありますが、かなりの苦労人でブレイク前も下積み時代は長かったそうです。
元々漫才師だった彼ですが、漫才師としては全く芽が出ず、ピン芸人として活動を始めるも、一人で喋る漫談ネタは作ったことがないのでかなり苦労をしたそうだ。
そんな中、舞台で全くウケていなかった時に、苦し紛れで発した『ワイルドだろぉ〜?』というフレーズが大爆笑を取り、一気にスターに駆け上がることができたと言います。
その後は、多忙による体調不良や、時代の変化でテレビで見かけることは一気に減りましたが、最もブレイクしていた時期の最高月収は1,000万円というのですから、本当にお笑いタレントというのは夢のあるお仕事ですよね。
そもそもお笑いタレントというのは、一発当てるだけでも相当困難な職業で、一発も当てることなく退場していく人々がごまんといる世界です。それでも、生きるか死ぬか、ギリギリの生活をしながらも諦めることなく続けた人の中から、スターが生まれてくるという世界なんですよね。
そう考えると、一発屋であっても、昔は少しバカにしていたところがありますが、本当に凄い人たちだなと思います。
なかなか芽が出なくても、我慢し続けるというのは、ある意味株式投資家にも似た忍耐力が必要な行為だと思います。もしかしたら、どれだけ努力をしても、本人にはいつ芽が出るか、あるいは芽が出ないまま終わってしまうのか、本当に分からない分、株式投資なんかよりもよほどキツい職業だと思います。
その努力と忍耐の結果として、一部のハマった芸人たちが一時的に莫大な収入を得ることになるのだろうと思います。
そもそも、一発でも当てることができるということは、確実に頭がいい人だと思いますし、一発屋として成功した人たちなら絶対に、投資家として成功することはできるでしょうね。
テレビ業界ももはや、衰退の一途を辿っているわけですから、わざわざテレビに復帰する必要もないのかもしれませんが、彼ら一発屋芸人のバックグラウンドを調べてみると、一発屋というだけでも尊敬に値する人もかなり多いなと感じる次第です。
どんな形であれ、世の中に出て認められたものが勝ちですから、次世代のスターを目指している芸人さんたちも、愚直に、真面目にコツコツと続けて欲しいものだと改めて思いました。