【考察】金利上昇で株価は下がるのか?

投資の考え方
Little boy businessman and growing bar graph
スポンサーリンク

最近、金利が急上昇して、株価が下落するという現象が株式市場で起きています。セオリー通りの動きといえばそうなのですが、このタイミングで、東証マネ部にとても興味深い記事がアップされていたのを発見しました。

金利上昇で株価は下がるのか | 東証マネ部!
<ここがポイント!> ■ 金利上昇で株価が下がるという理論は...

しばしばメディアの解説などで、「理論株価の考え方では“金利上昇で株価が下がる”ので、株式市場は金利上昇を懸念する」と指摘されるが、金利上昇で株価が下がるという例は無いという。

確かに金利が上昇すると、一時的には株価が下落することはあり得ます。金利が上昇すると債権に資金が流入するため、株から資金が流出し、株価が下落します。

しかし、それはほんの一時的な要因であり、長期的には株価は金利に関わらず上昇していくものではないでしょうか。

長期的に金利が上昇するケースとして、インフレ期待が高まる、またはイノベーションなどで経済の本質的な成長期待が高まることが挙げられる。しかし、IT革命の時ですら結果として金利が上昇しなかったことでわかるように、先進国で後者はまず起こらないということだ。

アフター・コロナのイノベーションは世界の生活様式を変える可能性があるが、生産性の向上で先進国の潜在成長率、ひいては実質金利が上昇することはそれほど簡単ではないし、予想されてもいない。

つまり、先進国において、金利の変化は通常インフレ期待の変化だといえる。インフレが期待されるということは、長期的に見れば株価にとってはむしろプラスとなるのです。

2009年3月から2021年2月までの143ヵ月のうち、日本で長期金利(10年国債利回り)が上昇した月は58回、そのうち日経平均株価が上昇した回数は48回で83%に達するとのこと。

米国でも、長期金利が上昇した月にS&P500が上昇した月は58回で74%だ。金利が上昇する時に株価が下落することは、理論でも実証でも受け入れられないということが分かります。

インフレによって、景気が上昇基調になると高ROEやディフェンシブ銘柄よりも、それまで期待されていなかったバリュー株の方がグロース株よりも「変化が大きい」ことに期待が集まるというのが実際のところです。

金利の上昇でグロース株が下落するのは、単純に株価が高止まりしていたため、見直されるというだけです。しかし、グロース株もグロース株と言うだけあって、金利が上昇したからといって株価がいつまでも暴落するというものでもありません。株価が上昇するものなのです。

短期的に見れば金利の上下は、株価の指標になります。しかし、長期的に見れば、金利は関係なく株価は上昇していくものです。最近は特に低金利が当然のようになっているから感覚がマヒしてしまっているのですが、金利なんて関係なく株価は長期的には上昇していくものです。

なのであまり金利が上昇しても、何も気にすることなく株を持ち続けることが一番じゃないかなと私は思います。株を長期的に保有し続けることが一番大切だと言えるのではないでしょうか。

↓ポチっとワンクリックよろしくお願いします!

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

↓こちらもワンクリックいただけると嬉しいです!

タイトルとURLをコピーしました