【祝!】アルトリア(MO)さん、株価が50ドル台へ回復してしまう!

投資の考え方
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昨日の米国株市場が開いてすぐ、米国のたばこ製造会社、アルトリア・グループの株価が50ドルを超えるまでに復活しているのを見かけました。

アルトリアは、2000年代までのフィリップ・モリス(PM)の時代には、長期投資をすることで大きな平均リターンを得ることができた優良株として、ジェレミー・シーゲル教授の名著『株式投資の未来』では有名な銘柄です。

個人投資家には大人気の個別株で、無駄遣いを嫌うがために、喫煙習慣がない個人投資家たちがこぞってたばこ株であるアルトリアを買っている様はまさに、資本主義の縮図のようです。

しかし、近年はリターンが悪化しており、アルトリアやフィリップモリスと言った銘柄に投資をしている投資家たちは時代遅れだとバカにされ続けていました。

確かにアルトリアのリターンは、5年ほど前のタイミングで投資をしていた場合、かなりのマイナスとなっていることが分かります。

高配当投資がもてはやされていたブームの頃には、アルトリアの株価は80ドルにも迫る勢いで、成長産業ではないたばこ株もかなりの高PERで取引されていたのを覚えています。

このタイミングで投資をしていた投資家たちは、今の株価でも決して満足できる状態ではないはず。いやむしろこの頃にアルトリアに投資をした投資家たちはすでに手放している可能性が高いですね。

しかし、時間軸をずらして、過去1年程度で絞ってみると、アルトリアのチャートは決して悪くはありません。

同社の株をコロナショックの底値である31ドル近辺で投資することができていたとすれば、この1年のリターンが60%弱に及んだばかりか、配当利回りもかなり高い状態で投資をすることができたということです。

もちろん、異次元の金融緩和の影響もあり、株式市場全体が好調すぎる状況だったので、アルトリアよりも良いリターンを出した個別株は腐る程あるわけですから、アルトリアに投資しておけばよかった・・・などと考えるつもりは一切ありません。

しかし、「高配当株投資は終わった」とか、市場参加者がマイナスになっている時は、大きく投資をするチャンスが転がっていたんだなということを理解できました。

私はたばこ嫌いですのでアルトリアに投資をするつもりはありません。たばこの将来がこれからも明るくなることはないだろうと考えていますからね。

しかし、たばこ株は結果論として、コロナショックの底値から1年でそれなりの水準まで株価が回復してきたのは事実です。高配当株投資を信じて投資をし続けていく投資家の皆様であれば、やはり1年前の総悲観のタイミングでこそ、見向きもされないたばこ株に投資をするべきタイミングだったのだと感じます。

あ、もちろん、日本のJTのように、パッとしない株もありますけどね。

でもこれはまあ、減配の影響もありますしね。高配当しか魅力がない株が減配すればパッとしないのは仕方ありません。

それでも1年前と比較すればリターンはプラスなんですから、いかに株価が下落して、総悲観のタイミングで投資するのが大切か。そしてそれがいかに難しいことなのか。ということを学べたのではないかと思います。

結局は、一度買った株は手放すことなく持ち続けた方が、結果的にはプラスになるということを市場から学べたのではないでしょうか。

長期投資を考えているのであれば、これからの投資人生の中で、まだ何度でも株価が急落するチャンスは訪れるはずです。次のタイミングこそは、しっかりと優良銘柄に投資することを心がけていきましょう!

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