従来よりも料金を大幅に引き下げた「ahamo」や「povo」などの新料金プランが続々と発表されるも、6割以上のスマホユーザーは契約キャリアの乗り換えや料金プランの変更を検討していない――。こんな驚きのデータが調査会社のMMD研究所から発表されました。

MMD研究所が、全国の18~69歳の男女約4万人を対象にこの2月に意識調査「2021年3月 通信サービスの利用動向調査」を実施し、「通信サービスのプラン変更・乗換え意識」として結果をまとめました。
新規契約や機種変更、プラン変更などの手続きをオンラインで行ったことがあるかの問いでは、やはり大手3キャリアの契約者が20~30%台と突出して低く、60~70%ほどの人がオンライン契約の経験がないと回答、現在利用している通信会社の料金プラン変更や乗り換えを検討しているかの問いでは、なんと全体の63%が「検討していない」と回答しました。

な・・・なんやて工藤!!!

ahamoが発表された直後は、あんなに盛り上がっていたのに・・・!

MVNOと違って、大手キャリアで月額3,000円を切るようなプランを評価する声が多い一方で、「新料金はオンライン契約のみだから分からない、変更しないでいいか」と考えている人が多いのではないかと推測されるようです。
なんてことでしょう!!!
毎月の通信費が半分以下になる可能性があるahamoなどの新プランを、「分からない、めんどくさい」という理由で変更しないという選択肢を取る人が、今の日本にはたくさんいるということです。
もちろん、切り替えを考えていないという6割超の全員がめんどくさいからというわけではないでしょうが、日本人の今までの行動パターンを考えると、めんどくさいからやらないという人はかなり多いのではないかと推測されます。
これは、「めんどくさいから、倍以上の料金を毎月支払います!」と主張しているということであり、日本にはお金持ちがたくさんいるんだなぁという感想を持ちました。
特に高齢者にとっては、ドコモショップは、病院の待合室のようなもので、大勢の年配者がショップに駆け込むのですから、ドコモショップのサービスを受けられなくなるというahamoを契約する人は少ないのかもしれないですね。
私も今使っているUQmobileで十分ですし、自分の利用する通信量ではUQの方が安くつくだろうと思うので、ahamoへの切り替えを考えてはいないですが、現在大手キャリアを利用している人たちは絶対に安くなるこのプランを活用した方が良いだろうという人がたくさんいるはずです。
それでもめんどくさいから見直さない。これだけ話題になっていても、よく分からないから調べない。
そんな理由で無駄な料金を支払い続ける人がなんと多いことでしょうか。
スマホは格安SIMにする、服はユニクロにするなど性能が同じだけど価格が安いというサービスや製品が日本には溢れているので、うまく活用していくことで資産形成のための余剰資金を生み出していくことができます。
結局は、やるかやらないかなので、お得なサービスを活用できる人たちは、余剰資金を投資に回すことも忘れずに行っていますし、めんどくさいという人は、プランの見直しをしないだけでなく、これだけ株式市場が盛り上がっている現状でも、株式投資を始めることはありません。
それでいて、たまたま経済ニュースで見かけたNYダウの最高値更新のニュースを見て、「自分たちは株価が高くなってもなんの恩恵も受けていない」と文句だけ言うのです。
行動している人と、していない人、意識している人、していない人で、将来の期待資産額は大きく変化していくことだろうと思います。
当ブログを見てくださっている人の中には、そんな意識の低い人はいないでしょうが、節約することが簡単な、固定費の削減をめんどくさがるような人々は、どんどんと損をする世の中になっているのだと言うことを意識すべきではないでしょうか。