プレジデント・オンラインに興味深い記事を発見しました。

資産10億米ドル以上(約1,000億円)のいわゆるビリオネアと呼ばれる人は、世界中に2189人しかいないという。全人類の上位0.00003%と、本当に少人数であることがお分かりいただけるでしょう。
しかし、彼らビリオネアが全人類の下位約6割が保有している財産よりも多い資産額を保有しているということだ。
しかも2020年4月~7月の間に、その資産は27.5%増加したということですから、驚きです。
地球に生きる6割の人々のなけなしの全財産をかきあつめても、2000人ちょっとの財産に負けるなんて世界、あまりにいびつな世界だと言われています。しかし、資産を持っている人がどんどんお金持ちになるのは当然と言えば当然なのです。
産業革命以降、資本主義という考え方が生まれ、すでに300年前後経過しておりますが、いまだに世界中の人間が富んでいるという状態にはなっておりません。インターネットの普及により、グローバリズムがクローズアップされ、世界中をいろんなモノやサービスが瞬時に行き交うような世の中になった今でも、経済格差が存在しています。
それはなぜかというと、資本主義というものが決して完全ではないからです。全ての人類を豊かに、幸せにすることができるという仕組みではなく、資本主義こそ純粋な競争であり、富める者がますます富み、貧しい者はどんどん貧しくなっていくという仕組みだから、ビリオネアと全人類の過半数との間に絶望的な格差が発生してしまうのです。
お金持ちがお金持ちであり続けるのは、自分だけでなく、お金も働かせることによって、より強固な富を築いているからなのです。
その過程では、損失を被るリスクも抱えながら、恐れることなく、お金を資産に変えて、資産の拡大を図っているのです。
世界中ではまだまだ、投資をするシステムが揃っていなかったり、そもそも毎日の生活にも困窮する程度の収入しかないという人もいるのです。
資産というものを持っていない人が世界中には何十億人といるので、相対的に世界の富の半分をわずか2000人程度の人々が牛耳ることになってしまうわけです。
これは、残念ながら、不完全な資本主義というシステムを採用している限り、是正されることはありません。そして資本主義に変わるような完全なシステムというのは、いまだに人類は開発することができていません。
世界の富を牛耳る少数の人々が現れる理由は実に単純なことです。お金を働かせているか、否かです。
仮に世界中の富を、全人類で平等に振り分けたとしても、10年もしないうちに、再び元の富裕層たちが富める人々になっていくだろうと予測されます。今の富裕層たちが富裕層になることができたのは、資本主義を理解して行動を起こし、成功してきた人々ばかりだからです。
だとすれば、我々も富裕層の仲間入りをするためには、富裕層と同じように投資をし、自分のお金を働かせ、行動に起こしていくより他ないのではないでしょうか。
幸いなことに、我々日本人は、絶対的貧困というほど貧しい状況にはありません。平均年収は400万円。世界的に見れば、上位1%に当たるほどの高収入です。
その分物価も最貧国ほど安くはないですが、それでも工夫次第で投資をするための、稼いでもらうためのお金を用意することは誰でもできるはずです。
世界3位の経済大国である日本で、貧しいと感じている人がこれほど多いこと自体が大問題なのです。本来であれば、もっと豊かな人たちが増えてもおかしくはありません。
では、なぜ豊かな人が少ないのかというと、日本人が投資をしないからです。
お金に働かせるための仕組みを作らなければ、いつまで経っても貧しい人は貧しいまま。我々日本人は、貧しさから抜け出すためのチャンスがそこらへんに転がっている素晴らしい環境なのに、そのチャンスを棒に振り続けているのが問題なのです。
投資を通じて、資産を形成することを覚えれば、我々も、ビリオネアまでは到達できなくとも、ミリオネア。つまり、日本円にして1億円程度の資産であれば形成することができると考えています。
人生を変えるためには、まず、あなた自身が行動をしなければならないと言えるのではないでしょうか。