ちなみに私が地方薬剤師として働いていた当時の1ヶ月の給与明細です✨
— ちあき@薬剤師 (@juri_2425) March 2, 2021
(公開するか悩みましたが参考までに…1年目の時なので住民税は引かれてないです…)
地方はまだまだ薬剤師が足りていないところが多いので、稼ぎたいのであれば地方薬剤師もなかなか夢はあると思います…✨ pic.twitter.com/OtiNEUeZ3W
先日、twitter上で、1年目の地方薬剤師の方の月給が公開され、話題となっていました。
1年目だと言うことで、まだ住民税が引かれておらずかなりの手取りであることがわかります。もちろん場所にもよるでしょうが、「地方の薬剤師はこんなに貰えるのか〜」と私も驚きました。
さて、昨日ウーバーイーツの配達員の報酬引き下げをネタに記事をアップしました。

その中で私は、報酬や給料の額は、「その仕事をやりたい人がどれくらいいるか」と「その仕事をやるのにハードルがどれくらい高いか」の二点で決まると言いました。薬剤師も、簡単な業務だろうと思われているものの、誰でもできる仕事ではなく、「その仕事をやるためのハードルが高い」職業のため、高収入が期待されるのです。
そもそも薬剤師の国家資格を受験するには、大学に最低でも6年は通う必要があります。薬剤師の国家資格の合格率はそれほど低くはないものの、その国家資格を受験する資格を得るために薬学部に入学するのも難しく、また大学での学業の時点でリタイアしてしまう人が多いため、薬剤師もかなりの難関資格として有名なのです。
また、社会に出てからも知識を常に更新し続ける必要があり、それだけの能力とモチベーションがある人でなければ務まらない仕事なのかもしれません。
しかし、それだけの勉強を積み重ねてやっと合格することができるのが薬剤師という資格であるため、この資格を持っていれば人生はかなりのイージーモードとなることが約束されています。
薬剤師であれば、例えばパートタイマーとしての働き方だとしても、最低時給は2,000円を超えることが多く、派遣社員では時給3,000円〜が堅い職業です。年収も新卒でも500万円程度は見込めますし、ツイートの元ネタのように、地方の需要が高い地域で薬剤師になれば、もっと高収入でも引く手あまただと言えるでしょう。
薬剤師は受験に年齢制限がないため、何歳になっても受験しようという人がおります。それだけ薬剤師という職業には魅力があるということなのでしょう。
たまに勘違いした貧乏人が、高所得者がもっと税金を払えだの、金持ちだけがさらに裕福になっていく社会構造を不公平だと主張することがありますよね。
これは本当に不公平で不平等なことなのでしょうか・・・まさか!とんでもないです!
貧乏人が貧乏人であり続けるのは、然るべき時に然るべき努力をせず、ただ単に社会の流れに身を任せ続けていたからに過ぎません。誰にでもできることしかしてこなかった人たちが貧しくなっていくのは当然で、むしろ日本はまだそういう弱者に優しい社会と言えるのではないでしょうか。
薬剤師の方が高収入なのは、頑張って勉強した結果、大学に入学し、通常よりも長い6年間という勉強の末に、国家試験という難関に立ち向かって合格を勝ち取ったという結果があるからなのです。
そして、その後も知識をアップデートし続け、第一線で活躍し続けているからこそ、薬剤師という仕事は高収入であり続けることができるのではないでしょうか。
高収入な人が全員、本当の意味での”お金持ち”であるとは限りませんが、お金持ちになるためには、収入が高いに越したことはありません。彼らは自分の努力の積み重ねの結果として、有利な高収入という立場を得ることができたのではないでしょうか。
人生はいつまで経っても勉強を続ける必要があると私は考えています。というか、それは至極当然のことだと思います。実際に勉強をし続けている人の方が高所得者・資産家である割合は高いです。
投資の世界もまた、足を踏み入れるのに制限はありません。もちろん、証券口座を作成するのに成人している必要はあると言えますが、中学生や高校生でも、親に代理で株を買ってもらっているという人が増えているのも事実です。
薬剤師よりも全然ハードルは低い世界だと思うのですが、心理的な問題で、投資の世界はハードルが高いものだと考える人がまだまだ多いです。
投資家は『ハードルが高い』と思われており、『投資家になりたいと思う人が少ないから』こそ高収入(≒高リターン)を得ることができるのであり、バブルの絶頂期のような『ハードルが低い』『皆が投資家になりたい』と思っている時に参入しても大したリターンを得ることはできません。むしろ大きな調整に巻き込まれてマイナスになる可能性の方が高いです。
ですが、長期的に株式市場に生き残ることを意識するだけで、一時的な株価の下落など関係なく、こうリターンを得ることができるのが投資家の素晴らしいところです。
なぜ、長期投資は高リターンを叩き出すことができるのかというと、多くの人々にとって、長期的にコツコツと面白くない投資を続けることが『ハードルが高く、誰もやろうとしない』からなのです。
高収入を得て、大きな資産を築くために、我々は誰もがやりたいと思わない努力を積み重ね、誰もやろうとしないつまらない投資を続け、他人から見ればハードルが高いことを長年続けることが必要なのだと改めて感じた次第です。
誰もがやらないことにこそ、本当の価値があると言えるので、我々は投資家として資産を築くことができるのではないでしょうか。この考え方こそ、まさに貧乏人とお金持ちを分ける大きな差なのだと思います。