S&P500に連動する投資信託のうち、今のところ最も信託報酬などの手数料が安い『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』が今月もSBI証券におけるつみたてNISAランキングと積立件数ランキングで2冠を達成しました。


つい先日、つみたてNISAを売却してしまいがちな日本人が多いという話題を記事にしたところです。

しかし、つみたてNISAを活用して、素晴らしい金融商品、例えば『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』のような低コストのインデックスファンドへの積立投資をしていると売却するタイミングなんてなかなか訪れないように思います。
確かに直近の1週間で見れば、『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』も基準価額が下がっています。

優良な金融商品でもマイナスパフォーマンスになる期間があるのは避けようのない事実です。しかし、こんな短期のパフォーマンスを見ても何の意味もありません。あくまで、つみたてNISAを活用して『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』に投資をする人は長期的な目線を持っている人たちだと認識しています。

過去1年間を振り返ってみても、騰落率は+19.45%と凄まじいリターンを上げており、設定来のパフォーマンスは+28.96%となっています。設定されたのが2019年の9月末なので、約1年4ヶ月でのパフォーマンスですから、これはかなり好調なパフォーマンスと捉えて良いのではないでしょうか。
投資初心者が米国株の好調さに気付き始め、どんどん市場参加者が増加し、楽観論が市場に蔓延し、投資家が幸福に満ち足りた頃、突然梯子が外されたかのように株価は暴落するかもしれません。
ですが、そんな暴落局面に直面したとしても、インデックス投資はコツコツと投資を続けることでリターンを最大化することができるということがお分かりいただけるのではないでしょうか。
投資のタイミングを掴むことができればどれだけ良いことだろうと思いますが、実際にはそんな難しいことはなかなかできないものです。だからこそ、毎月決まったタイミングで思考停止してコツコツと投資をしてくれる自動投資のシステムを形成することは大変効果的なことなんだと私は思います。
『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』のような素晴らしいインデックスファンドに20代の頃にたどり着いたというあなたは、もはや老後の心配をする必要なんてないのではないでしょうか。
低コストのインデックスファンドは、個人投資家からはつまらない投資方法だと言われがちですが、十分に素晴らしいパフォーマンスを上げることができる、最適解だと思います。
投資の結果は、実際に資産を取り崩すタイミングになってみないと分からないものです。20代の方にとっては、30年後、40年後の話になるかもしれませんし、FIREを目指している方にとってはもう少し早いのかもしれません。
しかし、インデックスファンドへの投資をしていれば、大きく勝つチャンスを棒に振るかもしれませんが、大きく負けることはありません。そして市場参加者の多くがインデックスに勝ち続けることができないという事実を鑑みれば、インデックスファンドへの投資は、参加者のほとんどをアウトパフォームすることができる賢明なる投資家の手法なのかもしれません。