インターネットの匿名掲示板、『ガールズちゃんねる』にて、「私の周りのドケチな人」という書き込みが話題を呼んでいる。

「会社の上司が『水がもったいないからトイレを一度じゃ流さない』と言っていて引きました」
「ママ友にお金を貸したら商品券で返してきた」
「娘の小学校の入学式でどんな服を買ったのか聞かれ、写真を見せたら『その服予約ね。うちの子、来年サイズピッタリだと思うし、似合いそう!買わなくてもいいなんてラッキー!』と言われた。貸すとかあげるとか、ひと言も言ってないんだけどね」
「結婚のお祝いとか就職祝いとか、3万円だったら今は半返しですよね。中には返さない人もいるんですよ。もう距離は置いてますね」(60代女性)
「友達の話なんですけど、元カレに別れてくださいと言ったときに、今までのプレゼントやおごったご飯代や割り勘した料金代を全部メモしたものを請求書で渡された。(友達は)無視して携帯も全部変えて、引っ越しした。音沙汰なく過ごしているみたい。請求額は20万円は超えていた」(20代女性)
など、ドケチというか、見苦しいというか、予想を超えてくるようなエピソードが満載でした。私も学生の頃、友人の家に遊びに行ったときに電気代もったいないとかでエアコンをつけてくれない方がいました。真夏だったので厳しいな・・・と思ったので、外出することを提案し、エアコンの効いた場所で一緒に過ごすことで難を逃れましたが、二度と彼の家には遊びに行かなかったです。
あと、新卒で入社した会社での上司ですが、新入社員を飲みに誘っておいて、奢らないというのはどういうことだ?と思いましたね。奢らないなら誘わないでほしいですね。
この人はケチだな〜と思うような人はあなたの身の回りにもいらっしゃるでしょう。別にケチなことは”節約家”の範囲であれば良いと思うのです。自分自身に対するケチさは素晴らしい意識の高さだなと私自身も感心します。しかし、それを他人に強要するのは嫌われる原因となると思います。
自分が節約生活をしているからと言って、誰でもそんな生活をしている訳ではありません。人によって許容できる点もあれば、そうではない点もある訳で、他人にあなたのケチ生活を強いるのは大切な人を失う結果に繋がりかねません。
私はいつも主張していますが、節約をするのであれば、まずは固定費の削減を意識すべきです。家賃や通信費の見直し、利用していないサブスクリプションや毎月支払っている費用などがあればそれを削減するのが第一だと思います。
それに次いで、水道光熱費などの変動費を削減するのがセオリーなのですが、他の人と一緒にいる時ぐらいはせめて最低限、人間らしい生活をしなければ、お金だけではどうしようもないような大切なものを失ってしまうリスクが高まります。
まだ、家族であればお金に関する価値観をすり合わせて妥協点を探り出し、生活を合わせれば良いと思いますが、友人や会社の同僚といった、いわば赤の他人に対してまであなたのケチさを強要することは得策とは言えないでしょう。
節約の極意は、「自分に厳しく、他人には優しく」です。人間関係はお金よりも大切なものですからそれをしっかりと理解して、本当に幸せになるためには何が必要か。改めて考えてほしいものだと思いました。