マネーポストに興味深いコラムが投稿されているのを見つけました。

コロナの影響による11都道府県を対象とする緊急事態宣言は、さらに1ヶ月ほど延長される見込みだと言われています。コロナ禍でステイホームを余儀なくされているからこそ、長い時間を過ごす家の中を快適にしようと片づけを始めた人は多いのではないでしょうか。
私もテレワークが始まってから、以前にも増して部屋の片付けをする頻度が上がりましたので、キレイな状態を保つことができています。しかし、片付ければ片付けるほど、”不用品”が出てくるということはありませんか?これって、いつから使ってないんだろう?と思うような小物や、今の体型では着こなせない服、自分の肌には合わなかった化粧品に、巣ごもりのために買ったけどプレイしなかったゲーム…
『リユース革命 「使わない」モノは「今すぐ」売りなさい』の著者、木暮康雄さんは年間5.6兆円の“かくれ資産”が家庭に眠っていると語ります。
「日本の各家庭に眠っているリユース品は、総額37兆円以上と推計されています。1年間でみると、毎年7.6兆円分もの“お金になる不用品”が生まれているのに、そのうち実際にリユースに回されるのは2兆円ほど。つまり年間5.6兆円もの“かくれ資産”が家庭に眠っているのです。
つまり、「売ればお金になる不用品」は、1人あたり平均28万円分で、1世帯あたりなら平均69万円分もため込んでいる計算になると筆者は語っており、これらの不用品をメルカリなどでお金に換えれば、それだけで28万円の現金が手に入り、なおかつ部屋がキレイになるというメリットまでついてくるのです。
不用品の定義は難しいところですが、個人的には『1年間使わなかった』物であれば、確実に不用品として整理して良いと考えています。もちろんもっと短いスパンでも良いですが、とにかく持っているだけで全く使う気配がない物は全て不用品であると言えるのではないでしょうか。
例えば、家の物干しにかけてある『リングフィットアドベンチャー』はありませんか?それをプレイするためにニンテンドーSwitchを買ったのであれば、買取サイトなどでも5、6千円での買取実績がありますから、かなり高額で売れる可能性を秘めています。Switch本体なら、まだまだ2万円程度で買取が可能ですので、セットで売ればそれだけで2.5万円程度の収入にはなります。(購入価格よりは下がってしまうのは仕方ないです)
もちろん、1人あたり28万円というのは平均であり、”中央値”ならもう少し低くなるだろうと思いますが、ブランド品などを買い集めていた人たちであれば、不要なブランド品を整理するだけで、50万円、100万円と言った収入が期待できるかもしれませんね。
ボーナスが出ない、減額されたと言って嘆いている方もいらっしゃいますが、こうした不用品を整理するだけで、1回のボーナスには満たないかもしれませんが、平均すると30万円程度の収入が見込めるというのは、目からウロコなのではないでしょうか。
普段から愛用しているものを売れというのではなく、クローゼットの奥や、倉庫の奥に眠っている未開封の段ボールなどを確認し、いらないものは捨てるのではなく売り捌くという方向に転換してみてはいかがでしょうか。
私も先日、不用品だなと感じたテレビをメルカリで処分しました。テレビ自体は大した利益が出たわけではないのですが、本来であればリサイクル費用を取られて捨てなければならないものですから、一円でもお金が戻ってくるというだけでこちらにしては相当オトクなことだと言えます。
またそれだけでなく、テレビを処分したことでNHKを解約することができました。

月2千円程度の不要なサブスクリプションを解約したことで、心に引っかかっていた苛立ちがスッと収まりました。NHKとの契約は本当に、精神衛生上も問題だったわけですね。これによる節約効果は年間で2万円程度。さらに精神的にもスッキリした事で非常に良い傾向にあると感じています。
お金持ちほど部屋はシンプルな傾向にあると言います。断捨離をしてスッキリさせておけば、無駄なものを買うことも少なくなるので結果的にお金が貯まりやすいのだと思います。将来、お金持ちになることを考えるのであれば、やはりとことんまで無駄をなくす生活をするというのはメリットが大きいと思います。メルカリなどの売り上げによる収入は、あくまでその結果としての副産物かもしれませんが、あなたももう一度、本気で断捨離を目指してみてはいかがでしょうか。