クレジットカード大手の楽天カードで2020年に買い物に使われた金額が、11兆円に達したことが27日、分かった。楽天は取扱高が業界首位で、年間10兆円の大台を超えたのは国内初とみられる。
取扱高は前年から20%超増え、新型コロナの影響で旅行関連や百貨店での利用が低迷したが、通販などの電子商取引(EC)に加え、食料品や日用品といった日常の買い物での利用が増えたということです。
楽天カードは、もはや”楽天経済圏”のユーザーにとっては必要不可欠な存在と言えるクレジットカードであり、カード会員数は2100万人ということですから、国民のおよそ6人に1人が楽天カードを保有しているという計算になります。
つい先日楽天ゴールドカードのポイント制度が改悪となり、大きな話題となりました。

ですが、元々楽天カードのユーザーは無料カードを利用している方が多かったので、影響を受けたのは一部のユーザーのみということになるでしょう。
楽天ユーザーが楽天カードを利用すればするほど、付与されるポイントも増加しており、2020年には累計の楽天ポイント付与数が2兆ポイントに達しました。2017年時点で1兆ポイントでしたから、わずか3年で1兆ポイントが付与された計算になります。
単純にカードの利用残高に対して、1%のポイントが付与されると考えても、2020年は11兆円の利用があったため、1年間で最低1,100億ポイントは付与された計算になりますよね。楽天ポイントの付与数の増加率が徐々に高まっていることにもちゃんと理由があったということです。
さて、いまだにコロナの影響で実店舗は営業を停止されていたり、従来の小売業者が苦戦している中で、通販の需要の伸びと、楽天自身が運営しているECサイト『楽天市場』の影響もあり、非常に順調に見える楽天カードですが、ほとんどの会員が年会費無料の楽天カードを利用している中で、どうやって収益を上げているのでしょうか。
これは、楽天カードに限ったことではありませんが、クレジットカードの収入源は主に以下の4つに分かれます。
・年会費収入
・キャッシングを利用された方からの利息
・分割払い、リボ払いの金利と手数料
・加盟店からの利用手数料
年会費がなくても、キャッシングの利息やリボ払いの金利と手数料、そして何より、クレジットカードの加盟店からの利用手数料が収益の柱となっています。楽天カードがしきりにリボ払いを提案してくるのも、楽天カードが儲かるための仕方のない営業努力なのですね。
確かにリボ払いなどの金利と手数料はぼろ儲けすることができますが、近年ではリボ払いのヤバさが白日の元に晒され始めているので、やはり一番強いのが加盟店からの手数料という形になるのではないかと思います。
我々消費者は徴収されていませんが、クレジットカードでの支払いがあればその都度加盟店は手数料を取られています。しかし逆に我々消費者には利用分の1%以上のポイントが付くというのですから、ユーザー側としたら素晴らしいことですよね。
もちろん、クレジットカードによる決済が活況になればなるほど、私が保有しているビザ(V)株も調子が戻ってきます。コロナ禍の消費低迷によって少し株価が調整しているビザですが、コロナが解消すればおそらくビザ株は再び株価が上昇し始めるだろうと思いますから、もう少し下がれば買い増しのチャンスかなと考えています。
通販や街中で楽天カードを利用しながら、ポイントを稼いでそれを投資に回しながら過ごすってなかなか素晴らしいですよね。現金払いだと大きく損していたポイントを投資にまわせば、現金で支払っていた時の損失といえば、もう計り知れません。
今後もビザに投資をしながら、楽天カードを使い倒していきたいと思います。すでに日本人の6人に1人が保有しているという楽天カード、あなたもぜひ作ってみてはいかがでしょうか。