【悲報】東芝、不正会計から3年半で東証1部に復活してしまう・・・

投資の考え方
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東京証券取引所は22日、2部市場に上場する東芝(6502)を29日付で1部市場に指定すると発表した。同社の1部への復帰は約3年半ぶりとなる。

東芝が東証1部市場に復帰へ、ほぼ3年半ぶり-29日付
東京証券取引所は22日、2部市場に上場する東芝を29日付で1部市場に指定すると発表した。1部への復帰は約3年半ぶり。

東芝はご存知の通り、米原発子会社ウエスチングハウス(WH)事業の失敗で債務超過に陥ったことなどから、2017年8月に東証1部から2部に降格しました。その後、メモリー事業の売却など財務体質の改善を図り、昨年4月に東証と名古屋証券取引所1部市場への指定を申請していました。

この報道を受けて、週末のPTSでは、東芝株の買いが優勢となっています。週明けの株価がどうなるか、とても楽しみですね。

東芝は、かつては日本を代表するような企業でしたが、前述の債務超過によって、一流企業失格という烙印を押される結果となりました。役員の入れ替えや、不採算事業の売却などで事業を整理しておりました。

今回、東証1部上場企業に戻られたということですから、非常に素晴らしい企業体制に変わったのでしょう。

東芝の決算を見てみると、決してそうとも言えない状況であることがわかります。東芝の前期末時点の2020年3月期決算を見てみると、売上高は3,389,871百万円に対して、営業利益は130,460百万円。営業利益率は3.8%と、業種を考えたとしても、決して素晴らしい数字とは思えません。

しかも数字は不安定で、この3年間を振り返ってもどちらかというと悪くなっており、なぜこのタイミングで1部上場への転換となったのか。あまり理解できない采配です。

2022年から、東証は今の市場から名称を変更し、『プライム』『スタンダード』『グロース』の3つの市場となります。東証2部の上場企業と、東証1部でも時価総額が小さい企業は主に『スタンダード』に分類される予定だということですから、今から東芝を東証1部に切り替えて、『プライム』市場への鞍替えがスムーズになるように考えられてのことなのかなとも思いました。

プライム市場は、主に機関投資家などが投資対象になり得る規模の時価総額や流動性、高い水準のガバナンスを備えている企業を想定している市場であるという想定ですから、そこにどうしても一流企業である東芝をねじ込みたいのかなという東証の思惑を感じました。

まあ、日本株に投資していない私からすれば、どうでもよい事ではありますが、東芝への忖度を感じずにはいられない東証1部への昇格劇でした。

東芝はなんだかんだ言っても有名な企業ですから、東証1部に復活すれば、機関投資家たちの資金も流れてくるかもしれません。しかし、東芝の決算書類をみる限り、米国企業のように、素晴らしい成長性があるというわけでもなければ、長期的な安定性があるというわけでも無いように思います。

コロナの影響もあって、おそらく今期はもっと厳しい状態にあると思います。それは東芝だけでなく、世界中のどの企業も業績は期待できません。しかし、それでも成長している企業は成長していますし、歴史のある企業は安定感のある業績を叩き出しています。

東芝の現在のPBRは1.4倍ほどと、PBRから見ればそれほど割高とは思わないかもしれません。しかし、たった数年前まで債務超過していたことを考えれば、また再び投資に失敗すれば純資産を毀損する可能性も否定できません。

東証1部昇格のお祝いムードとして、来週は少しの間、東芝株に資金が長れるかもしれませんが、本質的にはそれほど投資冥利のある企業だとは思えないというところは頭に入れておく必要がありそうです。

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