【悲報】『Fund of the year 2020』で米国株投信の人気が下落する・・・

投資の考え方
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先週末の16日に、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year2020」の発表が行われました。2007年から継続している同企画ですが、魅力的な投資信託が増えてきた近年は、非常に注目を浴びるイベントとなっております。

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020

注目の結果は以下の通りとなりました。

1位となったのは、2年連続で『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』であり、全世界の株式への分散投資が低コストで実現するという非常に魅力的な投資信託の一つです。私も楽天証券で投資信託への積立投資を始めようとした際に、最後まで『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』への投資をするか悩みました。

私が投資したのは結果的には『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』と、『楽天・全米株式インデックス・ファンド』への投資となりましたが、この2つの投資信託は、2020年には大きく順位を落とす結果となってしまいました。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』は、前回2位だったのですが、今回は9位に、『楽天・全米株式インデックス・ファンド』は、前回6位だったのが、今回は11位とトップ10圏外になってしまいました。

コロナショックの影響で、日本株よりも落ち込みが激しかった米国株に対して悲観的な見方が増えたようで、相対的に米国株投資の人気が落ち、世界中にリスクを分散させた方が賢いという考えが増えたようですね。コロナの影響は世界中に広まっているので、それほど変わりないような気もしますが、米国だけに投資するのは『カントリーリスクが高い』というような声も聞こえてきます。

では、相対的に人気がなくなった米国株の投資信託、『楽天・全米株式インデックス・ファンド』は売却して、2年連続で首位となった、『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』へ投資先を変更した方が良いのでしょうか。

もしそう考えている方がいるなら、少しお待ちください。投資信託は、長期的にコツコツと積立投資をすることでリターンを得る商品ですから、毎年のように投資先を変更していては、将来的に大きなリターンとはならない可能性が高いです。

また、この1年間で人気が落ちた『楽天・全米株式インデックス・ファンド』ですが、過去1年間のリターンは決して悪くありません。

楽天証券によると、『楽天・全米株式インデックス・ファンド』の過去1年間のトータルリターンは、先週末の時点ですが、12.65%のプラスとなっているようだ。

楽天・全米株式インデックス・ファンド

対して、『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』の同時期のトータルリターンは9.70%のプラスとなっており、米国への集中投資が、全世界株式への投資を3%ほどもアウトパフォームしているのが分かります。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』は、設定が2018年の10月末なので、3年間のトータルリターンはまだ出ていませんが、過去6ヶ月でのリターンでも、楽天VTIの方がリターンが良かったことがわかります。

これは、たまたま、この期間のリターンが良かっただけであり、例えば、昨年2月のコロナショック時には米国株の落ち込みは大きかったので、オール・カントリーよりもパフォーマンスが悪かった可能性は高いです。

ただ、落ち込みが激しかった分、そのタイミングでも果敢に積立投資をしてきた投資家にとっては、その後の回復から米国株の主要3指数の最高値更新の流れにおいて、莫大なリターンを実現させてくれたのです。

そもそも、オール・カントリーと謳っていますが、世界中の株式市場の時価総額の過半数を米国が占めている現在、オール・カントリーの投資先の半分以上は米国株への投資です。他の先進国や、全米株への投資との一番の差異である新興国への投資は割合で言うとかなり小さくなっています。

もちろん今回の比較は、たった1年のリターンという短期的なものであり、今後米国の成長性に陰りが見え、中国やインド、その他の新興国が大きく成長することで、オール・カントリーの運用成績が米国への集中投資を上回る可能性はあります。

しかし、仮に大きく成長する新興国が現れたとして、オール・カントリーの中ではまだまだ時価総額が小さく、新興国の成長がオール・カントリーに与える影響はそれほど大きく無いような気がします。それこそ、今はまだ注目もされていないような、どこかの新興国が突然、一気に、米国並みに成長してくれれば、リターンを底上げする要因となるでしょうが。

一応断っておきますと、オール・カントリーへの投資が悪いとは決して思っていないです。1年で9.7%ものリターンを得られるのであれば、かなりの好成績だと言えますし、これだけ安い経費率で全世界の株式へ分散投資ができる商品なんて、とても魅力的だと思います。

ですが、『2年連続で人気がトップだった』と言う理由だけで投資を始めたり、既に積立投資している投資信託を売り払って乗り換えたりしたら、人気の割にはリターンが小さいな。なんてことになりかねません。分散投資をすればするほど、足を引っ張る国も出てくるでしょうから、リターンが低くなる可能性は高くなります。

今のところ、米国経済がこければ、世界中の経済に大きなダメージを与えます。『リーマンショック』が良い例ではないでしょうか。

しかも、リーマンショック時には、米国はいち早く立ち直って株価が上昇し始めていました。

そう考えると、米国だけに投資していようが、全世界に投資していようが、大きく調整するときは調整するし、むしろ米国への集中投資の方が株価が回復してくるのは早いのではないか?と考えるのは自然なことではないかと思います。

人気が落ちたとは言え、米国の優位性が無くなったわけではありません。これからも米国株への投資は非常に魅力的な資産形成方法と言えるのではないかと思います。一度積立投資を始めた投資信託は、長期間コツコツと積み立てていくことを私はオススメしたいと思います。

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