アメリカ・カリフォルニア州にあるディズニーランドは1月14日、年間パスポートのプログラムを終了させると発表した。

ディズニーランド・リゾートのケン・ポトロック社長は、販売終了の理由について「(新型コロナウイルスの)今後のパンデミックの状況や規制について先行きが不透明なために、現在の年間パスポートプログラムを終了する」と語りました。
このニュースを踏まえて、日本でも年パスの終了があるのではないか?と考える人が多数いらっしゃるようです。
米ディズニーの年パス終了か…東京もそうなるんかな😢
— まめ🦀🏴☠️🔥⚔ 🦋️🥕🌸🐉🐏💫🥐 (@mamekko) January 15, 2021
日本も追随かしらね
— fixy (@fixyck0126) January 15, 2021
米Disney 年パスの終了発表 2021年1月15日 https://t.co/iuH0rZR1cY
米ディズニーの年パスの販売終了かー
— ぱるを (@palwoken) January 15, 2021
日ディズニーも影響受けそうな勢い!
日本では、まだ正式に発表されていませんが、日本ではオリエンタルランドが運営しているため、米国ディズニーの運営方針がそのまま反映されることはないということです。
また、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーでは現在、政府の緊急事態宣言の再発令や自治体からの要請を踏まえ、入園者数を1日当たり各パークで5000人以下に制限し運営を行なっており、千葉県は緊急事態宣言中ですので、営業時間も午後7時までに短縮され、パーク内のおよそ半数の飲食店は営業を休止しているというのが現状です。
日本でも年パスが払い戻しされており、半ば休止中のような状態ではあります。コロナが終わったら、私も年パスを買ってディズニーを楽しもうかと思っていたので、ぜひ復活してほしいところですね。
米国のディズニーランドが40年間にわたって販売し続けてきた年パスの販売に終止符を打ったということですが、経営としてメリットとデメリットを見てみましょう。
まず、メリットとしては、年パスは、かなりオトクなものだったため、ディズニーファンなら必須のチケットだと思いますが、今後は都度チケットを購入してくれることになるので、アフターコロナの話にはなりますが、年パス終了後にも年間に何度か来てくれるディズニーファンがいてくれれば純粋にテーマパーク事業の売り上げが伸びるだろうということが予測されます。
とは言え、年パスが無くなっても年間に何度もテーマパークに訪れてくれる熱狂的なファンがどれくらいいるかは不明ですから、メリットとなるかどうかは不確定要素と言えるでしょう。
そして、明らかなデメリットは、年パスの発行によって、ディズニーリゾートは、サブスクリプション的なキャッシュインフローを享受することができていたのですが、それが無くなってしまうということです。
年パスによって、先にお金を受け取る権利を発行していたディズニーですが、その権利を失ってしまうのは手痛いだろうと思います。
ただ、ディズニーは、コロナ禍においても、順調にキャッシュフローを稼ぐことができる動画サービス『Disney+』などが順調で、テーマパーク事業がすでに稼ぎ頭ではないというのも事実なのかもしれません。
日本のディズニーランドの年パスがなくなるという計画は今のところありませんが、米国のディズニーも、オリエンタルランドも、今後も投資先としては良い企業であり続けるだろうと思います。
ユーザーとしては年間パスポートの終了は悲しいことではありますが、いつでも気軽に行けない方が価値があっていいと思います。それに結局、行く人はパス無くなっても行くだろうと想定されます。ディズニーは圧倒的なブランド力を有する、世界一のエンタメ企業であることはこれからも変わらないだろうと思います。
今の株価も決して割安とは言えませんが、これからもディズニーの株価は緩やかに成長し続けるのではないかと思います。私自身も、再び大きな調整があった時に、ディズニーへの投資を再開させるのもありかなと思っております。
米国ディズニーの今後の動きにも注目していきたいと思っています。