NTTドコモの井伊基之社長(62)は、3月から始める携帯電話の割安な新サービス『ahamo』について、発表から約1か月後の11日時点で55万人が事前申し込みをしたことを明らかにした。

井伊氏は申込数について、「想定をはるかに超えている」と述べ、予想以上に若年層のユーザーを取得できていると言うことだ。
つい先日、KDDIが『ahamo』に対抗するブランド、『povo』を発表し、大手3社の割安プランが出揃った形となります。

私の想定通り、KDDIの『povo』も、5分以内の通話かけ放題が月額500円のオプションとなり、このオプションを付与すれば、『ahamo』と同じ月額料金となる見込みです。
しかし、事前に発表した『ahamo』はその間にすでに55万人のユーザーを獲得しているのです。いかに先行することが有利かと言うことがわかりますよね。
ドコモが1ヶ月ほど前に発表したプランのメリットは以下の通りです。
・月額2980円
・2年縛りなし
・データ容量20GB/月
・5分以内の通話かけ放題
・事務手数料無料
・1,000円の利用につきdポイント10P
・新規契約でdポイント3,000P 2021.5.31まで
こんなプランを真っ先に出したドコモは、本当に素晴らしいと言えますよね。まあ、半分国営企業のようなところがあったので、真っ先にこんなチャレンジングなプランを出せたのだろうと思いますが。
しかし、そのおかげで、ドコモは巻き返しが期待できるのではないかと思います。ドコモは、自社で格安ブランドを持つKDDIやソフトバンクと比べ、低価格帯のプランが不足していたため、他社への顧客流出が続き、2020年3月期の営業利益は大手3社で最下位に転落しました。
ドコモは基本的に高いと言うのは、私が中高生の頃から感じていましたから、お高いブランドと言うイメージが長年ついていたのだろうと思います。
しかし、優先的に驚愕のプランを提示したドコモは、顧客奪還にむけて幸先の良いスタートを切ることができたのだと思います。
実際にプランが稼働し始めるのは、3月になりますがそれまでは、大手3社による顧客の取り合いになるのでしょうか。私は今後も『UQ mobile』を継続するか、KDDIの『povo』に切り替えるか悩みどころだなと考えています。
どちらにせよ、毎月高額の通信費を支払っていた人々も、ショップの保証などを捨て去ってしまえば、キャリアユーザーでもかなり割安の通信費で暮らしていくことができる時代が来ました。
インターネット世代ではない人々にとっては、使いこなすのは困難かもしれませんが、若年層の人々は、ぜひ『ahamo』や『povo』といった大手キャリアの割安プランを利用して、毎月の生活費をカットしていくことをオススメしたいと思います。
ahamoは順調すぎるかもしれないスタートを切りました。まだ始まってもいないですが、情報の感度が高い人々はすでに行動に起こしています。通信費が毎月5千円ほど安くなれば、年間に6万円ほどの節約になります。
しかも安くなったからと言って、使い勝手が悪くなるわけでもありません。だからこそ、固定費となる通信費の削減は、節約の基本の『き』と言えるでしょう。
大手キャリアのプランが出揃った今、格安プランへの切り替えを検討してみてはいかがでしょうか。