KDDIは12日、データ通信容量20ギガバイトで月額2480円(税別)の新たな携帯電話料金プランを3月に導入する方針を固めたとのことです。

本日、改めて詳細を発表するということですが、NTTドコモとソフトバンクが昨年12月に発表したプランを500円下回り、大手キャリア3社の中では最安値となる見込みだということです。
KDDIも他の大手2社と同じようにオンライン手続き専用の新ブランドを立ち上げ、auと同じ通信回線を使うとのこと。
一つ懸念なのは『月20ギガバイトで2480円を基本料金とし、顧客の利用に合わせて柔軟に課金できる設計にする』とある点です。KDDIのお得意の、『※』がたくさんついた分かりづらい料金プランにならないかというのが気になるところです。2年縛りとか、4年縛りとか、絶対にしちゃダメですからね!
どちらにせよ、ahamoでも素晴らしいプランだと思っていたので、KDDIがさらに安いプランを出してくれるのであれば、再びKDDIへ戻ることも一考の余地があるかと思います。
12月の半ば頃に、KDDIの髙橋社長が「民間企業なので、競争がお客さまへの良いサービスをお届けすることに繋がる。当然、我々としては、お客さまに選んでいただける料金、競争力ある料金にしたい」とコメントをしていたので、期待していたのですが、期待以上のプランを展開してくれることを非常に嬉しく思います。
携帯料金を巡っては、大手だけでなく、日本通信など格安スマホ勢も20ギガバイトで月額1,980円を展開するとも発表しており携帯料金の引き下げ合戦がもしかしたらもう少し続くかもしれないです。
KDDIは、一度ユーザーの期待を裏切ったわけですから、大手2社を下回る月額料金を提示してきたのは、評価できるところです。

これもまた、auショップでは手続きができず、オンライン手続きのみとなるのですが、今週末にはauショップにこの新プランについて問い合わせるユーザーが溢れる可能性があり、それはナンセンスだなと思います。
そもそも、契約の切り替えをネットで完結するから安いというカラクリですから、絶対に各種ショップへ向かうのはやめてくださいね。それは、不要不急の外出です。お控えください。
『これだけ安いプランであれば、何かしら裏がある』とか、『安いからには不便なのを我慢しなければならない』とかいう声も聞こえてきますが、例えば『ahamo』の以下のプランのようにメリットが大きいのであれば、消費者としてはプラン変更するのはありだと思います。
・月額2980円
・2年縛りなし
・データ容量20GB/月
・5分以内の通話かけ放題
・事務手数料無料
・1,000円の利用につきdポイント10P
・新規契約でdポイント3,000P 2021.5.31まで
auは基本料金が2,480円ですから、もしかしたら、5分以内の通話かけ放題が月額500円のオプションとかになりそうですね。詳細は分かりませんが・・・
KDDIの収益性は悪くなりそうですし、もしかしたらかなり不便で使いづらいプランになるかもしれませんが、ご自身でネットで契約を進めることができる人で、キャリアメールが使えなかったりすることを許容できる人はやはり、利用価値があるのではないかと思います。
また、もしも20GBの通信量を使い切った時の速度がどうなるのか?という点にも非常に興味が示されており、やはりスマホ料金に関心のある人々はたくさんいるのだなということがわかりますね。
どちらにせよ、auの回線はかなり安定しており、大手の中でも通信速度、範囲共にかなり信頼度の高い会社だとは思います。私が今利用しているUQ Mobileもauの回線を利用していますからね。MVNOも偏見はありますが、相当利用しやすいと思っています。
もしこのままKDDIが素晴らしいプランを展開してくれれば、収益性は下がりますが、ユーザーは増えるだろうと思います。投資先としてどうかと言われると分かりませんが、安定した収益性はこれからも期待できるかもしれません。KDDIの本日の続報を心から期待したいと思います。