80歳超えの父が、「俺は1500万円以上の株式を持っている」というので証券口座を見せてもらったら…😳
— トラオ君@株主優待・米国株投資のすすめ (@cathouse222) January 9, 2021
おはぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ😱😱😱 pic.twitter.com/y7BAYP2niZ
一番大きいのがみずほフィナンシャルでマイナス1100万円超😱😱😱
— トラオ君@株主優待・米国株投資のすすめ (@cathouse222) January 9, 2021
父の退職金が消えてしまいました😭😭😭 pic.twitter.com/hswEBWG0Zn
今月9日、twitterでとあるツイートが話題となりました。80代の父が保有し続けている保有株の評価額が1,500万円だということで見せてもらったところ、確かに1,500万円分の株を保有していたようですが、評価額以上の1,900万円を超える含み損を抱えていることがわかりました。
一番大きい含み損を抱えているのが、みずほフィナンシャルグループ(8411)であり、単独で含み損は1,100万円を超えているということです。これ単独でお父様の退職金が消えてしまったということで、日本の銀行株への長期投資がいかに成長性がなかったかを物語る結果となりました。
平均取得単価が7,180円ということですから、リーマンショックの前から保有していることが伺えます。本当に素晴らしい握力ですね。

しかし、仮にリーマンショック前から保有し続けているとしても、合計しても、含み損を解消できるほどの配当金は受け取ることができていなかったことでしょう。
これに対して、「日本株はやはりダメだ」という意見もありましたが、一概に日本株だからダメとも言えなかったのではないかと思います。
例えば、みずほの株価がピークを迎えていた2007年頃の時価総額世界一の企業は、エクソン・モービル(XOM)でした。

仮にその頃からエクソン・モービルに投資をしていれば、配当金をいただいたとしても、トントンか、ちょっとプラスになる程度のリターンしか得られなかったことでしょう。
また、当時、時価総額世界2位のゼネラル・エレクトリック(GE)は、株価の下落とともに、配当金も減配されたことでリターンはマイナスとなっている可能性もあります。

しかし、2007年の時価総額世界3位だったマイクロソフト(MSFT)に投資していれば、株価は現在、8倍程度には上昇していたことになります。

今も時価総額世界3位であり続けているマイクロソフトには、投資冥利があったでしょうが、当時の1位、2位だった企業への投資はそれほどのリターンを生み出さなかったことでしょう。
とは言え、まだこれから何十年も持ち続ければプラスになる可能性も十分にありますが、我々の寿命も限りがありますから、長期投資と言っても投資先は重要だということがわかります。
日本株も、米国株も、今は絶好調ともいえる上昇をしていますが、実際に上昇している銘柄は限られていることでしょう。個別株として投資するなら、投資先として有望なのは、成長性がある企業だということが分かります。
私は銀行株に投資していませんが、私が銀行株に投資ていない理由は景気に左右されすぎるという点が懸念なことと、他の銀行との差別化が難しいと考えているからです。
リーマンショック級の金融危機が訪れ、巨大な金融機関が、倒産ギリギリというところまで追い込まれるようなことがあれば、あるいは投資しようと考えるかもしれませんが、今のタイミングで投資したいという気持ちにはなれません。
このよう成長性があるのかどうか分からない場合は、素直にインデックス投資をしておいた方が、リスクとリターンのバランスが良いと言えるでしょう。
まあ、現在80歳を超えているご高齢の投資家の方がインデックス投資を実施できたかというとどうか分かりませんが、個人的には、個別株投資はやはりインデックスを超えるリターンを求める投資方法だと思います。
今の時代、インデックス投資も手軽にできるようになりましたし、個別株も手数料はかなり安くなりました。ですので、長期投資には、成長性のある企業への個別株投資とインデックス投資を組み合わせるのがベストな手法ではないかと私は思います。