【考察】『丑年はつまづき』は本当か。干支と株式相場とのアノマリーを考える。

投資の考え方
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株式相場の世界には、様々なアノマリーが語り継がれています。本当に関連性がありそうなものから、たまたま偶然じゃないの?と思うようなこじつけのものまで、様々ですが、新年になると気になるのが、その年の株式市場の行く末ですよね。その年の干支と株式相場との関連性についてもアノマリーが存在しています。それがこちら。

辰巳(たつみ)天井 午(うま)尻下がり 未(ひつじ)辛抱 申酉(さるとり)騒ぐ 戌(いぬ)笑い

亥(い)固まる 子(ね)は繁栄 丑(うし)つまずき 寅(とら)千里を走り 卯(う)跳ねる

辰年と巳年に株式市場は天井を付け、午年に大きく調整するというケースが多かったようです。実際にSMBC日興証券によると、1950年以降の日経平均では午年がマイナス5.04%と最もパフォーマンスが悪いということだ。

そして、『丑つまづき』とあるように、午年についでパフォーマンスが悪いのが丑年で平均でマイナス0.05%。十二支の中では二番目にパフォーマンスが悪い年だということです。

実際に過去を遡ってみたところ、前回の丑年、2009年は日経平均のパフォーマンスが約16.6%の上昇、TOPIXが約5.6%の上昇となりました。

・・・あれ?上昇してますね。

もう少し遡ってみましょう。

1997年 日経平均株価 ▲21.5% TOPIX ▲20.1%

1985年 日経平均株価 +13.4% TOPIX +14.9%

1973年 日経平均株価 ▲17.7% TOPIX ▲23.7%

1961年 日経平均株価 +4.8% TOPIX ▲6.9%

過去5回の日経平均株価とTOIXを振り返ってみると、日経平均株価が3勝2敗。TOPIXは2勝3敗となっており、さらにマイナスの幅20%を超えるような大きなマイナスとなっていることが多いため、パフォーマンスが悪化しているようです。

戦後最大級の高度成長だった、岩戸景気の最終局面となった1961年や、第1次オイルショックが発生した1973年、アジア通貨危機が起きた1997年など、丑年には歴史的にも株価が大きく調整するような出来事が発生することが多かったようです。

しかし、だからと言って今年もパフォーマンスが悪くなるとは言い切れません。2020年は子年ということで、『子は繁栄』の言葉通り、株価は大きく上昇しましたが、その前の子年、2008年は歴史的な株価の大暴落、リーマンショックで株価が大暴落し、1年で半値となるくらいの調整を経験しました。干支と株式市場のアノマリーはあまり相関性が無いと考えるのが良いかと思います。

特に干支なんていう考え方は皆無であろう米国株市場においては関係なく、過去5回の丑年におけるS&P500指数のパフォーマンスは以下の通りとなっています。

1961年 +23.13% 

1973年 ▲17.37% 

1985年 +26.33% 

1997年 +31.01% 

2009年 +23.45%

米国における、第二次世界大戦の戦勝国としての繁栄が終わりを告げた1973年にはS&P500指数はマイナスとなっているが、それ以外ではいずれも年間で20%を超えるようなハイパフォーマンスを見せており、”つまづき”の丑年にも、4勝1敗で大きく上昇しているのである。

関連性がないのであれば、逆に今年はマイナスパフォーマンスとなっても何の不思議もないと言えるのですが、S&P500指数という米国の超大型優良株に投資を続けていれば、着実に資産が増えていたことは明らかと言えるでしょう。

インデックス投資という素晴らしい投資方法が発明され、日本人でも米国株投資で資産運用がしやすくなった昨今、米国の力強い成長の恩恵に預かるのが、最もリスクとリターンのバランスが取れた投資方法だと言えるのではないでしょうか。

ウォール街において、牛は”つまづき”の象徴ではなく、強気の”Bull(雄牛)”のイメージです。

2020年の後半ごろから、強気な投資方法を推奨する声が強くなっており、まさにウォールストリートではブルが暴れている状態です。

しかし本来の投資とは、時間をかけてゆっくりと資産を形成していくのがリスクとリターンのバランスが良く、最も精神衛生上良いのだと思います。

たとえ牛歩となっても着実に。株式市場に生き残り続けるために、今年も基本に忠実に、投資を続けてまいりましょう。

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